7つの輝く湖と世界遺産があるブルガリアの「リラ国立公園」

リラの7つの湖の夕焼け
photo by walkopedia.net

「三つ葉」を意味するТрилистника(トリリストニカ湖)、「魚が棲む湖」を意味するРибното езеро(リボノト湖)、「下の湖」を意味するДолното езеро(ドルノト湖)と続いていきます。最後のドルノト湖でもその標高は2095mもあります。雨や雪解けの水が流れ込むため湖の水は大変冷たく、ニジマスなどが棲む湖もありますが、魚の姿はあまり見かけません。

 
リラ国立公園の花
photo by Boris Assyov

2〜3時間のハイキングで「リラの7つの湖」の絶景を楽しむことができるはず。そのまま日帰りでソフィアに帰ることもできますが、ロッジで一泊して、次の日には「リラの7つの湖」からユネスコの世界遺産に認定された「リラの修道院」へのトレッキングコースに挑戦してみるのも良いかもしれません。

 
リラ修道院1
photo by easytouristguides.com

7つの湖のエリアから1400mほどの標高差を下って行くと、リラ国立公園の一部で、2000年に独立して自然公園に認定された「リラ修道院自然公園」の森に入っていきます。その先には、10世紀にスクリノ村出身の聖ヨアン・リルスキーによって創立されたブルガリア正教会の修道院「リラ修道院」が。その独特で印象的な建物は1983年にユネスコの文化遺産に指定されました。

 

リラ修道院2
photo by Hans A. Rosbach

ブルガリアにおいて最も文化的、歴史的、建築学的に重要な遺跡と評価されているこの修道院。300近い部屋の数、4つの聖堂、キッチン、図書館などからなる複合的な建物で、修道院という枠をはるかに超えるスケールの大きさです。内部の鮮やかな装飾も見応えがあります。

 
リラ国立公園の全景
photo by European WIlderness Society

ブルガリアの首都ソフィアから2時間弱で行くことのできる「リラ国立公園」。自然の美しさを堪能できる絶景の「リラの7つの湖」や世界遺産にもなった歴史的建築物「リラの修道院」も楽しめる、魅力豊かな国立公園です。きっとブルガリアの豊かさを感じる旅になることでしょう。

 

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