せちがらい日常生活から完全逃避!カナダ「ホワイトホース」でのオーロラ鑑賞

ホワイトホースでアイスフィッシング
photo by northentales.ca

ハイキングやカヌー、カヤックは出来ませんが、雪山には雪山の楽しみがあります。スノーモービルを走らせ、かんじきで湖を歩きアイスフィッシング、そして、一番のおすすめが・・・

 

犬ぞり

ホワイトホースの犬ぞり
photo by northernlightsyukon.com

犬達の引くそりを自ら操縦し、雪山を駆け巡る。風を切り、樹氷の森を抜けるといきなり視界が開け、眼下には凍った湖。めくるめく白い世界の中、風に剥ぎ取られていく日常。気分爽快、「最高ーっ」と大声で叫びたくなります。ここまでは、スノーモービルでも体験出来る事です。でも、視線の先にはいつも犬達が・・・サッカー日本代表の長谷部のように、実直にチーム犬をまとめて走り続けるリーダー犬、そのリーダーをサポートし続け、止まる度に中間管理職さながらの疲れを見せるサブ犬、松岡修造さながら熱く激走し続けて空回りする犬、常にマイペースで、走っている最中でも用を足そうとする犬、実に個性豊かな犬達。犬嫌いの人でも、自分のチーム犬達は大好きになるはずです。
雪のない季節でも、この犬達の訓練風景が見られたり、子犬達と触れ合えるハイキングコースがあります。犬ぞりも、犬達自体も本当おすすめです。
 
さあ、いよいよ

 

オーロラ鑑賞

カナダホワイトホースのオーロラ
photo by yukoninfo.com

オーロラ鑑賞には、ダウンタウンのホテルに泊まって、ツアーバスで山奥のロッジなどに行く場合と、最初から宿泊施設のある山奥のロッジに泊まる場合の2種類があります。後者は言うまでもなく、いつでも好きな時に、好きなだけオーロラ鑑賞が出来ます。そのかわり、食事は全てロッジ、小腹が空いても近くに食べ物を買える店は無し、お土産を買う店もありません。ダウンタウンから離れているが故の不便さがあります。何日か滞在する場合は、最初にダウンタウンのホテルに泊まり、買い物を済ませて、その後ロッジに泊まるのも良いかもしれません。

 
カナダホワイトホースの白いオーロラ
photo by kaze-travel.co.jp

次にがっかりさせてしまうかもしれない事をお話します。
オーロラは、肉眼では写真で見るようなカラフルには見えません。乳白色です。写真に撮って初めてあのようなグリーンや赤になるのです。
カメラも一眼レフまでいかなくても、星空モード等のあるデジタルカメラでないと、オーロラの写真は撮れません。
そんなカメラがなくても、ツアーガイドが写真を撮ってくれますし、他の人が撮った写真を後からメールで送ってもらう、という手もあります。あの色でなくても、刻一刻と変わるその表情には、息を飲みます。雲や煙等とは全く動きが違います。

 
カナダホワイトホースメープルシロップで飴作り
photo by Northern Tales Travel Services

そんなオーロラが出るまでの楽しみもあります。雪があれば、ソリをしたり、シロップを煮詰めて雪に垂らして飴を作ったり、濡れタオルをブンブン振り回して凍らせて棒状にしてみたり・・・
でも一番は、季節を問わず楽しめる焚き火でしょう。

 
カナダホワイトホースのオーロラを見ながら焚き火
photo by tripadvisor.com

焚き火は、その炎を見ているだけで何故か癒されますが、それだけでなく、いろんな物を焼いて食べる楽しみもあります。マシュマロを焼いたり、ダウンタウンでカリブー(トナカイ)のソーセージを買って来て焼いたり、焼き芋を作ったり。そして熱い炎の横で地ビールをキュッと・・・想像しただけでワクワクしませんか?

 
カナダホワイトホースの星空
photo by Northern Tales Travel Services

オーロラが出ていても、出ていなくても、何時間も暗闇の中、空を見上げるなんて、まさに非日常だと思いませんか?
そんな非日常な体験と、鮮やかな旅の思い出が、オーロラを見れた人も、見れなかった人も同様に、再びこの地を訪れたいという衝動に駆り立てるのでしょう。

 

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