まるで映画のワンシーン!白亜の断崖「セブンシスターズ」

断崖下から見上げるセブンシスターズ
photo by blog.livedoor.jp

圧巻です。人の小ささから、その高さが想像できるでしょう。海岸から続く角の取れた丸い石ころに混ざって、白いチョークの様な石が結構な割合で見受けられます。岩肌を触って見ると、指が白くなります。案外もろく、日々侵食が続いていることを実感するでしょう。
さて、今度はセブンシスターズに登り、崖下を覗き込んでみましょう。とは言っても、ここまで読んできて、まだ歩くの?登る?とうんざりされているかもしれません。しかし、不思議なことにこの場に立つと、次、次、と心が早り、目が道を探しているのです。

 
セブンシスターズ崖の上
photo by worldwidetravelog.com

海風に吹かれ、どこまでも続く緑の絨毯の上を歩くのは本当に気持ちが良いです。小さな白い石を並べて写真を撮っている人をよくみかけます。鮮やかな緑の黒板にチョークで絵を書いた様です。

 
セブンシスターズ崖の上
photo by tripadvisor.jp

ここに来るとどうしても下を覗き込みたくなります。その際は充分注意してください。写真を見て分かる通り、柵などありません。写真を取る際など、景色に目を取られて足を踏み外したりしない様、周りに注意をはらって下さい。
崖の上を充分楽しんだら、登ってきた道を下り、ビジターセンターまで戻りましょう。

 
セブンシスターズカントリーパーク羊の放牧
photo by www.noobiepies.com

このビジターセンターへの道では、羊や牛によくあいます。そう、緑の絨毯は彼らのための牧草なのです。
そして、木の扉が道を遮るかたちで現れるのですが、道を間違えたわけではありません。これは、羊や牛が逃げない様に設けられているものなので、私達人間は気にせず鍵を開けて進みましょう。ただし、施錠することをお忘れなく。
さて、ビジターセンター前に戻ったところで、3~4時間のハイキングが終了します。
ここからまたバスで、イーストボーンかブライトンに行くのですが、時間と体力に余裕があれば、ここでまた趣の異なった海岸を楽しんでいくのも良いでしょう。

 
イーストボーンピア
photo by www.telegraph.co.uk

あまり日本では見かけない、海に突き出た遊歩桟橋は、遠目で見ても美しいです。写真はイーストボーンにある、イーストボーンピアですが、ブライトンにもブライトンピアがあります。中にはレストランやゲームセンターなどが入ってます。どちらも駅から歩いて十数分で行かれます。自然の美を堪能した後、人工の美に触れて、海岸の魅力を満喫するのも良いでしょう。

 
海岸とビーチー・ヘッド Beachy Head
photo by Guy Beauchamp

セブンシスターズの美しい白い壁は、自然という名のアーティストによって、年に30~40センチ、侵食という彫刻が続けられているといいます。そのドラマティックな姿を、あなた自身の目に焼き付けに、是非この地を訪れてみてください。

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