映画の世界に入り込んだような山間の湯宿「秘境 白川源泉 山荘 竹ふえ」

大分との県境近く、国道442号を離れ里山を縫うように走り、白川温泉のバス停を左折、人里離れ山に分け入ると「竹ふえ」があります。約四千坪の広大な敷地にたった11室の離れとスパ棟が点在。贅沢な自然の中に溶け込むような寛ぎ空間の中で、ゆっくりとした竹ふえ時間を愉しんで頂ける、大人の静諡の隠れ家でございます。

秘境 白川源泉 山荘 竹ふえ

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大分との県境近く、国道442号を離れ里山を縫うように走り、白川温泉のバス停を左折、人里離れ山に分け入ると「竹ふえ」があります。
 
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篝火と神社を思わせる〆縄が飾られた渋墨塗の大きな門が、すでに日常と非日常の結界のようで、これから始まる物語に心が躍ります。
 
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帳場と呼んでいるフロントの建物は、大きなのれんが風に揺れ、まるで日本のおとぎ話に登場する庄屋のお屋敷の様な佇まいです。宿の全貌は密集した竹林のため容易には解りません。
 
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しかしここから先、案内される自室まで延々と続く回廊と点在する離れ形式の客室群に広大な宿であることを知らしめてくれます。
 

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その造りはハリウッド映画が夢想する”日本”を、日本人デザイナーが良いところは残し、間違ったところを修正して再構築したかの様な異世界間が漂います。客室が11室のため他の宿泊者にもほとんど会わず、和風ファンタジー映画に入り込んでしまったかの様です。
 

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お部屋は“古民家風”と一括りにするのが躊躇われるジャポニズムカントリーとでも言うべき設えです。すべての部屋に囲炉裏のダイニングがあり、内風呂は並みの温泉旅館なら主役になりそうな規模とデザインです。
 

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さらに多くの部屋には誰もが目を見張る趣向を凝らした露天風呂も備えられ、一部のお部屋には室内に足湯まで備えられています。
 

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おすすめの客室は「小夜」。囲炉裏ダイニングに和室、窓の外に広がる見渡し10mのウッドデッキにはくつろげる椅子が置かれ、その先には大きな檜の露天風呂が源泉掛け流しの湯を湛えています。
 

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和室以外にガラス張りのAVルームが設けられていますが、ここでは映像よりも窓の外に広がる竹林を眺める方が正解でしょう。美しい竹林が視野一杯に広がり、夜ともなれば幻想的な光と闇の屏風のごときです。
 

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朝は鳥の声と共にウッドデッキで竹林を見ながらのコーヒーもおすすめです。コーヒーメーカーもありますが、自身で石臼で豆をひいて淹れた薫り高い一杯は格別でしょう。
 
宿全体のフリーサービスも特筆に値します。ビールなどもちろんですが、ここで人気なのは常時7~8種類が用意される、地元の阿蘇・小国郷のジャージー牛乳を使った濃厚なアイスクリームです。夏にはラムネなども用意され、湯上がりの楽しみを増やしてくれます。

 

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4カ所の貸し切り露天風呂では独自のサービスが光ります。私が気に入ったのは”湯船にお銚子とお猪口を浮かべて一杯”のための専用風呂桶を使った「ぐい飲みセット」、これはのぼせないように注意が必要ですね。
 

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また「竹林の湯」には特殊なマットレスがあり、湯船に浮かべて浮遊感を楽しめます。有料にはなりますが「天空の檜風呂」ではソファ、TV、CDプレーヤーにシャンパンを用意。
 
またアメニティも客室と異なるものを揃えていて、満ち足りた時間が楽しめます。これは今後トレンドになりそうなサービスです。
 

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湯上がりには、メインのお庭であるTAKEZONOで涼むのが良いでしょう。モダンな家具と照明がしつらえられていますが、落差数十メートルはありそうな滝と池、そして竹林が不思議に融合し独特な世界観を作り出しています。
 

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ここではカフェ、バー、ライブ演奏など、寛ぐためのあらゆるサービスが楽しめます。希望すれば夕食をこのお庭でのバーベキューに替えることもできるそうなので、夏場などはグループで宿泊し、ひと味違った楽しみ方も出来そうです。
 

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夕食は熊本の素材を中心とした創作懐石です。八寸に辛子蓮根が添えられるなど素朴な中にもアイデアが光り旅情を誘います。盛夏以外は馬刺が提供されるのも嬉しいところ、臭みがない霜降りの、食べやすい部位を提供してくれるので是非チャレンジして下さい。
 

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ほぼ全てのお料理で竹の器が効果的に使われます。殺菌効果もあると言われますが、何と言ってもそのみずみずしさ、青竹色の清廉な雰囲気は全ての食べ物を引き立ててくれます。囲炉裏も単なる飾りではありません。
 
あるときは分厚い椎茸をふっくらと焼き上げ、あるときは阿蘇の名物溶岩プレートで肥後牛を香ばしく焼き上げます。朝食でも焼き魚をさらに熱々にするなど、イベント性を加え盛り上げてくれます。
 
なお、お酒の種類も豊富で、特に数十種類の焼酎リストは愛飲家にはたまりません。
 

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食に加え、温泉アミューズメントパークとでも言えるほどのエンターテイメント性と、スタッフの“尽くす”気持ちに溢れたもてなしが高い次元で融合。かつ継続的に提供出来ている宿はなかなか思いつきません。
 
評価の高い宿ほど人里離れた奥地にある、これが近年の宿泊施設の傾向のように感じます。それは宿泊者を可能な限り異空間に誘い、日常と異なる寛いだひとときを過ごしてほしい、という願いからに他なりません。
 

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しかしその実現には不整地での建設から始まり、インフラ整備、質の高いスタッフの確保など様々な苦難が伴います。この地でなければ成し得ない宿にする、という明確で強固な決意が必要でしょう。
 
「竹ふえ」は、この決意を成し遂げたが故に、多くの人から高い評価を得ているのではないでしょうか。
 

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記事提供・協力:一休.com


 
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