フレンチの王道を歩み続ける四谷の名店「北島亭」

都会の喧騒を忘れさせてくれる、ちょっと奥まった空間。満足のいく料理で心から笑顔にしてくれる店が「北島亭」です。あなたも、気のおけない仲間とちょっとリッチなテーブルを囲んでみてはいかがですか?

北島亭

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photo by tabelog.com
東京・四谷駅から新宿通りを四谷三丁目方面へ5分ほど歩き、右へ曲がって200mほど行くと、印象深い雨除けの黄色の幌が見えてきます。
 
そこがフレンチファンなら知らぬ者がいないほどの人気店『北島亭』です。
 
13年には一つ星を獲得した実力派。どれほど料理にこだわりを見せているかは、毎日、オーナーシェフの北島素幸氏自らが東京・築地市場に足を運び、自身の目で確かめて素材を仕入れて来ることでも明らかです。
 
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photo by restaurant.ikyu.com
「自分にフィットしたものしか使いません」
 
そう言い切る北島氏。信頼する業者から厳選して集めた肉や野菜など、食材選びは徹底しています。その新鮮な食材の良さを存分に味わってもらうという料理の哲学が、コースのデザートに至るまで通底しています。
 
味へのこだわりに自信を見せる『北島亭』の料理は、『「北島亭」のフランス料理』というノンフィクション小説が出るまで評判を呼び、店の姿勢はフレンチの入門書代わりにもなっているほどなのです。
 
そしてその北島氏自身も『北島素幸のフランス料理ー僕はトラディショナルを追求する』という書籍を上梓しています。
 
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「50歳を超えてようやく料理がわかってきました」
 
そう語る北島シェフは、51年福岡県筑後市生まれ。高校卒業後、博多に本社がある『ロイヤル』に就職。25歳で上京し、本格的にフレンチの道を歩み始めた第一歩は、東京・六本木にあった『レジャンスでパティシエとして働くことでした。そこで一大決心を固め、翌年渡仏。
 
6年半の滞在中、名店『トロワグロ』や『エルガーリッシュ』をはじめ、『ロティスリー・シャンベルタン』、『ジョルジュ・ブラン』、『ラ・マレ』、『ル・ブルドネ』、『ジャック・カーニャ』」など15店を渡り歩き、貪欲に知識と技術を吸収していきます。
 
帰国後も、東京・京橋『ドゥ・ロアンヌ』、赤坂『パンタグリュエル』で腕を振るい、90年、ついに悲願の『北島亭』をオープンさせたのです。
 
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圧倒されるのは、そのパワフルな仕事ぶりと驚くほど繊細なテクニック。注文後にイチからつくる、ア・ラ・ミニュートがこの店の鉄則。
 
注文が入ってから自身で肉を切り出すところから料理を始める北島氏のパッションは、若手だけでなく同世代や他ジャンルの料理人からも一目置かれるほど。
 
そんな本質を極めた開店から四半世紀を迎えた『北島亭』があえて目指すフレンチが、「トラディショナルな料理に帰る」ということです。
 
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店内は、北島氏の姿勢同様、目を引く凝ったインテリアも特になく、シンプルそのもの。その分、みごとな生花に視線を引きつけられます。緊張をしいられることなく、和やかな雰囲気のなか料理を楽しむことができます。
 
当日の北島氏の仕入れ具合いでメニューも変わって来るようですが、ダメな食材や好みなどのリクエストは事前に受けつけてくれるということ。予約時に申し出ても大丈夫だそう。
 
コースは皿数の違いで何種類かが用意されています。ある日選んだコースは、4品好きな料理を選ぶもの。それに、お得なお任せワイン5品をチョイス。具体的な料理は、メニューではなくボードを持ってきてくれ、そこから選びます。
 
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冷前菜から、ウニのコンソメゼリー寄せにしょうか、生牡蠣のマリネにしようか迷いっぱなし。ずっと考えていると、「わからないものがありますか?」とやさしく声をかけてくれました。
 
温前菜も、ホワイトアスパラオランデーズソースを、とも思いましたが、結局、フォアグラのポアレ京都産白筍添えに。
 
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メインの魚料理は、シェフのいち押しだという山口萩産甘鯛のポアレにこれは迷うことなく決定。肉料理は、 子羊岩塩包み焼きにも惹かれつつも、松阪牛イチボ肉のステーキに決定。
 
そして運ばれてきた料理は、すべてが満足のいく量でした。素材に自信があるだけあって、すべてが大きい。フレンチにありがちな、懐石料理のようなチマチマとした飾りだけのような盛り付けの料理は一品もありません。
 
特にフォアグラは、1枚をドカンと分厚く調理。その存在感と味は、まさに至福のひととき。それを気取ることなく、友人と「おいしい」と言って喜びを分かち合える空間は、とても貴重なものと思えました。
 
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デザートのクリームブリュレと、コーヒーの横についていた茶菓が、生で調理した栗で、これまた感動。すべての料理が一定のラインより上だという実感が持てました。
 

そして、最後には厨房から北島氏自身が出てきて、外までお見送り。都会の喧騒を忘れさせてくれる、ちょっと奥まった空間。満足のいく料理で心から笑顔にしてくれる店が「北島亭」です。
 
あなたも、気のおけない仲間とちょっとリッチなテーブルを囲んでみてはいかがですか?
 
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記事提供・協力:一休.comレストラン
 
■基本情報
店  名:北島亭(きたじまてい)
ジャンル:フランス料理
住  所:東京都新宿区三栄町7 JHCビル1F
アクセス:JR・東京メトロ南北線 四ツ谷駅より徒歩5分
予  算:ランチ 11,880円~ ディナー 14,256円~


 
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