ボスポラス海峡を間近に望むスルタンの宮殿だった「チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブール」

トルコはボスポラス海峡を隔ててアジア側とヨーロッパ側に分かれます。 ヨーロッパ側のイスタンブールには伝統と格式高き「チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブール」があります。かつてはスルタンの宮殿であり、数多のVIPをもてなしてきた素晴らしきホテルをご紹介致します。

チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブール Ciragan Palace Kempinski Istanbul

ボスポラス海峡
photo by KeRR at en.wikipedia

古くから「東西文明の十字路」として栄えた国トルコ。その国土はアジアとヨーロッパにまたがっています。首都アンカラはアジア側に、トルコ最大の都市イスタンブールはヨーロッパ側にあります。アジアとヨーロッパを隔ているのが、かの有名なボスポラス海峡。北の黒海からマルマラ海、ダーダネルス海峡を経て南の地中海までを結ぶ海上交通の要衝です。その位置の重要性からこれまでも多くの政治的な駆け引きの舞台となってきました。現在は船の航行も自由になり、イスタンブールの人気観光スポットの1つになっています。最近では、トルコ国民の悲願だったボスポラス海峡の海底トンネルが完成し、それに日本の建設会社が参加しているということで、日本でも一時話題になりました。

 
チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブール Ciragan Palace Kempinski Istanbulの風景
photo by jp.lhw.com
そんなボスポラス海峡の眺めを、ヨーロッバサイドから最高のロケーションで堪能できるのが、最高級ホテル「チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブール」です。
ボスポラス海峡沿いは、その風光明媚な土地柄からスルタンの居住地として利用されてきました。隣接するエリアには、観光スポットとして有名なドルマバフチェ宮殿、ユルドゥズ宮殿博物館などがあります。チュラーン・パレス・ケンピンスキーホテルもその名の通り、かつてはオスマン帝国32代皇帝・アブデュルアズィズの命により建てられたチュラーン宮殿でした。

 
チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブール Ciragan Palace Kempinski Istanbulのゲート
photo by jp.lhw.com

その後、国会議事堂として転用されましたが火事により破損。長らく放置されていたものを、日本の大手建設会社が大体的に修復し、5つ星ホテルとして復活させました。かつての宮殿をそのまま利用したパレス棟、新たに建設されたホテル棟、温水プール、ヘリポートなどを併設するインスタンブールでも随一の超高級ホテルです。

 
チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブールのパレス棟
photo by Ember Travel.co.uk

オスマン帝国後期の1872年に完成したチュラーン宮殿。ヨーロッパから流入したバロック方式とトルコオリジナルのオスマン様式を折衷させた豪華で優美な建物でした。当時のオスマン帝国はすでに衰退期に入っていましたが、そんな中でもこんな豪華な宮殿を建て続けたことに、オスマン帝国のプライドが感じられます。往時の華やかさがしのばれるのが、かつての宮殿をそのまま利用したパレス棟。巨大なシャンデリアが煌めくヨーロッパ的な吹き抜けの回廊の壁には、トルコらしいアラベスク模様が見てとれます。

 
チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブールの内部
photo by jp.lhw.com

こちらの通路のように、完全にイスラムの伝統様式でデザインされている場所もあります。真っ白い大理石に、レースのような繊細な彫刻が施され、まるでモスクの中にでもいるようです。静かで美しい空間になっています。

 
チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブール Ciragan Palace Kempinski Istanbulの客室
photo by jp.lhw.com

かつての宮殿を利用したパレス棟に、わずか11室しか用意されていないスイートは、正真正銘のVIP専用。なんと、一泊500万円近くするお部屋もあるとか。各国の首脳や王族たちが宿泊先として利用しています。こちらはもう少しお値段が控えめな「コーナースイート 2ベッドルーム」。メゾネットタイプでお部屋の中にらせん階段があり、上下階のお部屋をご利用できるようになっています。ヨーロピアンクラシックなインテリアでまとめられた室内は、広さが138平方メートル。プライベートな読書コーナーも用意されており、歴史的建造物の中で、ゆったりと自分の時間を過ごすことができます。2階部分にまで及ぶ大きな窓の向こうには、ボスポラス海峡の絶景が広がっています。

 
チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブール Ciragan Palace Kempinski Istanbulの客室
photo by jp.lhw.com

こちらは新設されたホテル棟にある「プレジデンシャルスイート」。建物の最上階に位置し、ボスポラス海峡側に専用バルコニーを持つ、かなり豪華なスイートルームです。2つのベッドルームにリビングだけでなく、ラウンジやキッチンまで付いているので、ゲストをお招きして大勢で楽しむこともできます。お部屋の広さは156平方メートル。

 
チュラーンパレス・ケンピンスキー・イスタンブールのデラックスルーム
photo by jp.lhw.com

ボスポラス海峡の眺めを少人数で静かに楽しみたい方には、同じくホテル棟にある「グランドデラックス ボスプラス海峡ビュールーム」が良いかも知れません。広さは50平方メートルと、このホテルの中ではコンパクトな造りですが、椅子とテーブルが置かれた大きなバルコニーからは、ボスポラス海峡のパノラマが堪能できます。室内もシンプルにまとめられているので、窓の外に広がる絶景の邪魔をしません。

 
チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブール Ciragan Palace Kempinski Istanbulのレストラン
photo by jp.lhw.com

チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブールには、それぞれ個性の違うバーやレストランが5店舗入っています。パレス棟の2階には、イスタンブールでも別格の風格を誇る、老舗高級レストランTuğra Restaurant and Lounge(トゥーラ・レストラン)が。地元でも有名なこちらのレストランでは、トルコの古典音楽のライブ演奏を楽しみながら、スルタンの愛した数々の宮廷料理を味わうことができます。人気はこちらのバルコニー席。月光が輝くボスポラス海峡、ボスポラス大橋のライトアップを見ながらのロマンティックなディナーも素敵ですね。

 
チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブール Ciragan Palace Kempinski Istanbulのレストラン
photo by jp.lhw.com

もう少しカジュアルな雰囲気でお食事を楽しみたければ、Bosphorus grill(ボスポラス・グリル)はいかがでしょう。ボスポラス海峡沿いに用意された席からは、ボスポラス大橋や乙女の塔まで見渡すことができます。こちらも夜景がおすすめ。地元で採れたシーフードやお肉のバーベキュー、手作りデザートが楽しめるビュッフェ式のレストランです。DJによる演奏やライブも楽しめるこのレストラン。夏季限定でオープンしています。

 
チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブール Ciragan Palace Kempinski Istanbulのプール
photo by jp.lhw.com

ホテルに併設されている施設も充実しています。こちらは屋外にあるインフィニティプール。プールの水面がボスポラス海峡と一体化して、思わずボスポラス海峡まで泳いで行けそうな不思議な気分になります。こんなところでプカプカしていたら、リラックス効果抜群ですね。プールはこの他にもう1つ、屋内にも用意されているので、天候に左右されずに泳ぎを楽しめます。

 
チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブールのスパ
photo by jp.lhw.com

もちろんサウナやスパもあります。こちらはトルコに古来から伝わる入浴法ハマム。温かい大理石の上で体を温め、ケセジと呼ばれる垢すり師に、垢すりや泡マッサージを施してもらいます。日本のように湯船に浸からない、サウナタイプの入浴施設です。伝統的なオスマン様式の、白い大理石でできたこのスペースは一見の価値あり。このホテルならではのラグジュアリーなハマムで旅の疲れを癒してみては。ちょっとしたスルタン気分を味わえます。

 
チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブール Ciragan Palace Kempinski Istanbulの風景
photo by jp.lhw.com

一度訪れた人はまた必ず宿泊したくなる、と言われている「チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブール」。イスタンブールでの宿泊は必ずここと決めている方も多いとか。イスタンブールに滞在の際は、ホテルの選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?ひょっとすると、アラブの大富豪がヘリコプターでホテルの庭に降り立つ、なんてシーンを目にすることができるかも知れません。

 

チュラーン・パレス・ケンピンスキー・イスタンブールの予約・詳細情報はこちら

 


 
この記事についたキーワード