バーニ・ディ・ピサ Bagni Di Pisa
イタリアのトスカーナ地方といえば、イタリアにあってどこか牧歌的な雰囲気の漂う地方であることから、今注目のエリアです。
文化遺産や自然景観に恵まれ、多くの観光客が訪れます。
主要な産業は農業で、ワイン、オリーブ、小麦などを生産しています。
特にワインはキャンティやスーパー・トスカーナといった名品を生産する、世界屈指の名醸地です。
ピサの斜塔で有名なピサからわずか8キロメートルと言う好立地の田園地帯に建っているホテル、それが「バーニ・ディ・ピサ」です。
ガリレオ・ガリレイ国際空港から車で15分という近さです。
ホテルの周囲は一面の田園地帯、ホテルの背後にはピサ山脈とアプアンアルプスがそびえ立っています。
トスカーナには個性的な村が田園地帯に点在しており、サイクリングや乗馬、ゴルフなどもできます。
ロビーは開放的でエレガントな雰囲気です。
このホテルではレストラン、バー / ラウンジ、屋外プール、屋内プール、フィットネス、スパ、スチームサウナ、ギフトショップ、会議室を提供しています。
公共エリアでは無料の高速インターネットアクセス (無線および有線) をご利用でき、ホテルにはビジネスセンターがあります。
有料で空港送迎 (要リクエスト)を提供します。
ホテルスタッフがコンシェルジュ サービス、ウェディングサービス、ベビーシッター / チャイルドケアなどの手配をサポートします。
ゲスト用駐車場は無料です。
ロビーでの無料新聞サービスもあります。
バーニ・ディ・ピサの客室で特筆すべきは、天井です。
天井を見上げると、なんといくつかの客室にはフレスコ画が描かれているのです。
こんな体験が出来るホテルは他にはありません。
そして、客室の窓からはピサの斜塔がご 覧いただけます。
暖炉、液晶衛星テレビ、ミニバー、室内金庫、無料の新聞、スリッパ、無料のボトルウォーターが備わっています。
また、無料の高速インターネット アクセス (有線)をご利用いただけます。
バスルームには、独立した浴槽とシャワー、バスローブ、ビデ、ヘアドライヤーが完備されています。
もちろん、客室の設備も充実しています。
フレスコ画が描かれている「プレステージアス・スイート」には、厳選された家具などの調度品が並び、総大理石のバスルームやクイーンサイズのベッドなども置いてあります。
広さは約70平方メートルほどあり、窓からは雄大な景色も望めます。
おなかがすいたならばレストラン「デイ・ロレーナ」へ。
ヘルシーなことで知られるトスカーナ料理を楽しむことが出来ます。
その他にも低カロリーメニューやベジタリアン料理を堪能できます。
バーでフレスコ画を眺めながら、さわやかなカクテルや食前酒を楽しむことが出来ます。
「バーニ・ディ・ピサ」を有名にしているのは、スパの充実ぶりです。
こちらのスパでは、屋内と屋外、2つの温水プールが備え付けられています。
天上から光が射し込むとても美しい造りになっております。
真っ青な空の下、プールでジャグジーを楽しんだりチェアーで本を読むのはいかがでしょうか。
30分毎に響く鐘の音も心地良くのんびり過ごすことが出来ます。
また大公のハマムという18世紀にできた溶岩トンネルのサウナを体験することもでき、
大満足すること間違いありません。
この中で20分間過ごすと、溶岩と源泉38℃の温泉、ダブルの浄化作用で代謝が促進され、内蔵機能が高まるといいます。
さらにこのスパでは、洋の東西を問わないデトックストリートメントや、フィットネスなども行われています。
アロマテラピー、アーユルヴェーダ、ハイドロセラピーを含むさまざまなトリートメント セラピーを受けることが出来ます。
マッサージ、スクラブ、フェイシャルのほか、ウェルネスプログラムや減量プログラムもご用意しています。
ホテルのフルサービススパで至福のトリートメントを満喫してはいかがでしょうか。
ピサの街の観光名所と言えば「斜塔」が有名です。
白大理石の美しい柱列で囲まれた斜塔は、ドゥオモの付属鐘楼として、この町生まれの建築家ボナンノ・ピサーノの手により作成されました。
ピサはアルノ川が運んできた土砂の上にあるため地盤が大変弱く、第3層(10mの高さ)まで出来上がった時に地盤沈下のためにすでに傾き始め、工事は一時中断されました。
しかし傾きを修正することはできず、そのまま54メートルの塔が立てられました。
手すりもない傾いた塔を、293段の階段で屋上まで登ると、スリルの後にすばらしいピサの風景が見渡せます。
赤い瓦屋根のピサの町並みが眼下に広がり、まさに絶景です。
斜塔の隣にあるのがピサのドゥオモです。
ピサ・ロマネスク様式の最高傑作と言われ、50年の歳月をかけて建てられました。
内部は68本の円柱が密に並び5廊式に分けられいます。
その円柱の多くはパレルモの古代遺跡から戦利品として運ばれたものともいわれ、内装にはビサンティン様式の影響やイスラムの影響など様々なスタイルが融合しています。
正面や入口の扉には、ロマネスクの像が並び、現在の入口となっているボナンノ・ピサーノの扉は、イタリア・ロマネスク彫刻の代表作といわれています。
細かい彫刻の美しい説教壇も是非見逃さないで欲しいです。
また、ドゥオモの正面にある「宝石箱」と呼ばれる洗礼堂も見ごたえがありますので見学してみて下さい。
photo by sasieology.files.wordpress.com
洗礼堂とドゥオモのちょうど裏側に納骨堂はあります。
13世紀に約100年かけて建てられたという墓所で、床下には約600人が眠っていると言われています。
中に入ると長方形の中庭を繊細な4連窓が合わさったアーチが連続する美しいゴシック様式の回廊が囲んでいます。
高い塀の内側に並べられた、美術品と見間違える程の見事な彫刻で飾られた大理石の棺や、「死の凱旋【勝利】」という、フレスコ画は、必見です。
アルノ川に飛び出すかのようにたたずむ、ロマネスク=ゴシック様式の美しい小さな教会、サンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会です。
名前のとおり何本も針(イタリア語でスピーナ)をたてたような、砂糖細工のような可愛らしい佇まいです。
繊細な尖塔、彫像、浮き彫りが目を見張ります。
もともと祈祷所で後に教会となったようです。
アンドレア・ピサーノとニーノ・ピサーノ親子の聖母子像の彫刻が印象に残ります。
トスカーナの田園地帯で優雅にリフレッシュすることができる「バーニ・ディ・ピサ」。ぜひピサを訪れる際は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?