photo by ikyu.com
いにしえより百万石の都と称えられてきた古都・金沢で、慶応3年に創業しいまだ旅人を惹きつけ続ける「料亭旅館 浅田屋」。
安易に時代に流されることなく正統派の日本旅館の佇まいを守り抜いてきたこの宿は、数え切れないほどの人の記憶に深く残り、その魅力の虜となったリピーターが幾度となくのれんをくぐってきました。
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金沢駅よりタクシーでわずか10分という好立地ながら、旅館の敷地に一歩足を踏み入れると…そこは純和風の日本美をぎゅっと濃縮させたような空間が。その光景に思わずハッと息を飲み、静かな感動を覚えることでしょう。
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丁寧に掃き清められた石畳や歴史を感じさせる石灯籠、手入れの行き届いた庭など、どれもがしっとりとした風情をたたえており、柔らかな空気感で旅人を優しく招き入れてくれます。
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わずか5室と、限られたゲストだけを迎え入れる客室もまた、日本情緒を存分に感じさせてくれます。
秋田杉による数寄屋造で、畳のい草や竹や木材など天然の素材を用いた調度品の柔和さ、輪島塗の電話機など地元へのこだわりが伝わる逸品に囲まれた部屋は、初めてでもどこか懐かしく、思わず心の中で「ただいま」とつぶやいてしまいそうです。
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シンプルで座り心地の良い座椅子に背中を預けながら、ふと窓の外を眺めると、今度は可愛らしい坪庭が目に飛び込んでくるでしょう。美と安らぎを濃縮させたような小さな空間に、日本人ならきっと誰もが心解けるに違いありません。
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穏やかな静けさに身を委ねて一息ついた後は、越前石を敷き詰めた清潔感が漂う貸切の家族風呂で旅の疲れをすっかり拭いさるのもいいですね。
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身も心もさっぱりとしたら、「料亭旅館」の威信をかけた夕餉に再び感動しましょう。春はおかかえ漁師が釣り上げた天然鮎、夏には能登・舳倉島で海女が捕る絶品アワビ、秋になれば能登松茸、そして冬の声が聞こえたらグルメ垂涎の香箱ガニなどなど…。
季節ごとの美味に枚挙のいとまがない当地の素材を存分に生かした加賀の料理は、器や盛り付けにも心を砕き、まるで雅な絵巻物のような美しさです。
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ひとくちごとに、素材の良さと匠の技が織りなす芸術品のような味わいに”口福”を感じ、ため息が漏れるかもしれません。さらに、能登の名地酒が旨味を引き立ててくれるのですから、忘れえぬ晩餐になること請け合いです。
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どのシーンを切り取っても静謐で奥ゆかしく、それでいて随所に温かみが感じられる宿「料亭旅館 浅田屋」。歴史と伝統に磨かれた究極のホスピタリティ=おもてなしの心に触れられる感動体験をしに、足を伸ばしてみてはいかがですか。
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<宿の基本情報>
料亭旅館 浅田屋(石川県/金沢) [全5室]
所在地:〒920-0906 石川県金沢市十間町23
アクセス:JR金沢駅よりバス香林坊経由10分、武蔵ヶ辻下車徒歩3分
参考料金:1泊2名 夕朝食付 105,840円~ ※2016/12 時点
記事提供・協力:一休.com