デビッド・バーク・ファブリック David Burke fabrick
マンハッタンの中心地、ミッドタウン。ニューヨーク市立図書館やブライアント・パークから数ブロック南に歩いた先に、ブラックをデザインアクセントに効かせたモダンな外観のブティック・ホテル、「アーチャー・ホテル・ニューヨーク(Archer Hotel New York)」がある。
2014年5月に開業したばかりのこのホテルの1Fに併せてオープンしたのが、「デビッド・バーク・ファブリック」。1980年代からニューヨークだけでなく、アメリカのレストラン業界を牽引してきたカリスマシェフ率いる、「デビッド・バーク・グループ」による新レストランだ。
赤やブルーのチェアーと黄色いソファーが目を引く店内は、レトロでスタイリッシュな印象。レストランのコンセプトとメニューを手がけたデビッド・バークが今回フィーチャーしているのは、スナックやスモール・プレート料理、メインディッシュからデザートに至るまで、洗練さと遊び心に満ちたモダン・アメリカンの品々だ。
例えば、アボカド・パンナコッタ(16ドル)。ワカモレ、溶けたペッパージャックチーズ、ブルートルティーヤチップスを使ったこのメニューは、馴染みがありつつも、病み付き度満点といった味で、さながらナチョスのアップ・グレード版。他にも、キヌアとスイカ、生ハム、トマトのスライス、クリーミーなブッラータチーズをビルのように積み重ねたサラダ(18ドル)、エンパイアステートビルのクッキーを添えた(!)デザートのタルトなど、サーブされるのは見るのも味わうのも楽しい料理ばかり。
世界中から人の集まるニューヨークは、世界中の味覚の集まる街だ。デビッド・バーク・ファブリックが目指すのは、その名の由来にもなっている通り、「ニューヨークとニューヨークの料理を絡めてファブリック(fabric)を作る」こと。様々な食文化をミックスさせるフュージョン(多国籍)料理ではなく、一つ一つの料理に特徴を持たせたメニューは、ニューヨークというユニークな街を表現するのに充分だろう。
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