世界一美しい図書館!ドイツ 「アンナ・アマリア図書館」の魅力とは

火災の焼け跡
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焼け跡から取り出した焼けた本です。この火災により、建物の屋根裏やロココ様式のホールのほか、所蔵していた蔵書のうち約50000冊が焼失し、62000冊が損傷しました。天文学者コペルニクスの蔵書には100万ユーロ(約1億6200万円)以上の価値が付けられていましたが、この火災により焼失してしまいました。

 
火災跡の修復
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痛んだ本は人の手によって修復されています。火災のほか、消火活動での放水により痛んだ本のうち、約2000冊は400万ユーロ(約6億6000万円)が投入され修復されました。
 
しかしまだ10000冊以上の修復が必要といわれています。完全な修復にはあと7、8年はかかる見通しだそうです。そしてこの本の修復には、日本の和紙が使われています。

 
見つかったバッハの楽譜
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これは発見されたバッハの楽譜です。火災の修復中にバッハの手書き譜としては最古のものが発見されました。
 
バッハが13歳の時、そして15歳の時に書かれた2点が見つかり、当時バッハが修行中であり、15歳の時の楽譜からは雨に濡れた跡なども見つかっているそうです。アンナ・アマリア図書館には、こういったとても貴重で重要な物品がまだまだ所蔵されているといわれています。

 
アンナアマリア図書館修復後
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人々の努力により図書館は再び美しくよみがえりました。アンナ・アマリア図書館の建物は1300万ユーロ(約21億円)を投じて修復され、ロココ様式のホールの壁は、16世紀半ばの建築当初の青みがかった白色が見事に再現されました。
 
火災などなかったかのように元通りに修復されましたが、現在ではホールへ入る前に図書館の歴史や火災当時の様子を伝えるビデオが放映されています

 
アンナ・アマリア図書館のゲーテの像
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これはゲーテの像です。この図書館を守っていたのはドイツの有名な詩人ゲーテです。

 
アンナ・アマリア図書館の美しい本棚
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実際に修復された本が図書館に飾られている様子です。図書館ですから、とにかくたくさんの本が飾られています。もちろん手を触れることは出来ません。
 
しかし、貴重な本の数々や、展示物、そして何よりもこの美しいロココ様式を見ることだけでも価値があります。ドイツで最初の図書館は今では誰もが知っている音楽家や宗教学者などの歴史的人物も触れたであろう貴重なものに触れることのできる、世界でもとても価値のある場所です。
 
火災を乗り越え現代に存在するアンナ・アマリア図書館は、有名な観光名所ではありませんが、一生のうち一度は必ず足を踏み入れたい、そして誰でも足を踏み入れることのできる世界遺産なのです。
 
歴史を全身で感じることのできるアンナ・アマリア図書館。ドイツへ行った際には、ぜひ訪れてみてください。

 

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