ドイツ ロマンティック街道
日本で観光ツアーも多く組まれ、ここを目的にドイツへ行く方も多い、ドイツ観光の定番となっている『ロマンティック街道』。
こちらはロマンティック街道を知らせる看板です。南ドイツのフランケン地方にあるヴュルツブルクからオーストリア国境に近いフュッセンまでの約350㎞に渡る街道であるロマンディック街道は中世の街並み、古城や教会、そして世界遺産がまるで絵本をめくるかのように次々と目にすることが出来る、とても贅沢な観光街道なのです。
これはロマンティック街道の地図です。ロマンティック街道は、南ドイツの真ん中を縦断する観光街道で約350㎞の街道上に28カ所の町が連なっています。
ドイツではほぼ直線状に連なった観光名所を地図上で繋げ、続けて観光するのに便利なように観光コースとして指定した街道がたくさんあり、ロマンティック街道もその一つです。
こちらは菜の花が咲くころの様子です。ロマンティック街道の移動は定期観光バスやレンタカーが主流ですが、これからの季節は断然!!自転車がオススメです!
冬に雪が降り積もった景色も幻想的で素敵ですが、夏には黄色い麦畑と青い牧草地が交互に広がる場所や透き通った水辺、菜の花畑などがあり、ドイツの自然を全身で感じながら観光することが出来るのです。この季節はサイクリングを楽しむ観光客も多く、自転車のための道路がちゃんと整備されています。
見どころの多いロマンティック街道ですが、ここでは特に有名な、抑えておくべき場所を紹介いたします。
始まりは北部の街ヴュルツブルク。こちらはヴュルツブルク司教館の写真です。
フランクフルトとニュルンベルクのほぼ中間に位置するマイン川沿いにあります。ここはユネスコ世界遺産に登録されたレジデンツや、ヴュルツブルク市街を一望できるマリエンベルク要塞というお城が有名です。その他にもシーボルト博物館や大聖堂など見どころはたくさんあります。
世界遺産のレジデンツの周りには美しい庭園があり、この庭園の花や緑が綺麗に咲き誇るのは5月中旬以降から9月頃までの季節ですのでこれからの季節に訪れるのがお勧めです。
お次はローテンブルク。こちらはローテンブルクの街並みの様子です。
街自体は大きくありませんが、その街並みは絵本の世界のように可愛く、中世の面影が色濃く残っているため『中世の宝石』をも呼ばれます。
12世紀に要塞化が始まったローテンブルクは、13世紀に街を囲う城壁や門が作られました。そんな城壁も今では観光スポットとなっています。石畳の路地とカラフルな家々はそれだけでメルヘンの世界を演出してくれます。
春から夏にかけては、家々の窓際に花が飾られ更にメルヘンな雰囲気になります。街は1週4㎞程なので1時間程度の散歩で回ることが出来ます。