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国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産にも登録されている『アンナ・アマリア図書館』は、アンナ・アマリア公爵夫人によって1565年に建築されました。
ドイツ東部テューリンゲン州ワイマールにあり、ドイツで一番最初の公共図書館であり、数々の蔵書を保存してる世界的に貴重な図書館です。
ガイドブックにはあまり載っておらず、知る人ぞ知る観光地でもあります。
アンナアマリア図書館の入り口です。外観同様、図書館の入口もとてもシンプルです。大きな看板などもないので、注意しないと通り過ぎてしまいます。しかし、外観からは想像もできないような光景が、この中にあるのです。
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図書館の内装は宮殿のように美しいロココ様式です。この美しいロココ様式のホールは、窓から柔らかな光が降り注ぎ、まるで宮殿のような造りになっています。
中の撮影は一切禁止されており、土足で踏み入れることも許されません。オーディオガイドも借りられるので、説明を聞きながら見学することができます。
天井には天使のような絵が描かれています。ロココ様式ホールの上を見上げると吹き抜けになっており、天井には絵が描かれています。とても計算された造りで、思わずため息が出るほど素敵な光景です。
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図書館の蔵書です。蔵書は貴重なものばかりです。アンナ・アマリア図書館には、マルティン・ルターが所有していた聖書や天文学者コペルニクスの蔵書、3900冊にものぼるゲーテの「ファウスト」など貴重な物品が所蔵されています。その他にも2000冊余りの中世・近代の写本、約600の系図表、約4000の楽譜、約10000の歴史的地図なども所蔵されていました。
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美しい図書館が火災により燃えているときの様子です。しかし2004年9月、漏電が原因となり大規模な火災に見舞われてしまいました。