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知覧の観光スポットおすすめランキング第1位「知覧特攻平和会館」
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「知覧特攻平和会館」は、太平洋戦争末期に日本軍が取った、特攻作戦で命を落とした、多くの兵士の遺書や遺品を展示し、戦争の悲惨さを後世に残そうと建てられた記念館です。
当時、日本政府は沖縄を本土決戦の最前線として考え、その前線を守るためにとられたのが、特攻作戦でした。
圧倒的な戦闘力に勝るアメリカの進行を抑えるため、日本軍は兵士一人一人の精神力を武器とした特攻作戦しか手段がないとの結論に達し、兵士が命を懸けた特攻を重ねることにより、アメリカにも打撃を与え、ゆくゆくは停戦への道を探っていたのだと思います。
館内に入ると多くの人が、特攻で命を散らしていった兵士の遺書を読み、なかには涙を流しながら読み続けている方も多くいらっしゃいます。
ほとんどの遺書が、残された父母を思い、また兄弟や恋人のことに思いを馳せながら、書き綴っています。特攻隊員たちが二度と帰ることのない「必死」の出撃に望んで念じたことは、再びこの国に平和と繁栄がよみがえることであったろうと思います。
館内を後にした時に皆さんが思うのは、「平和っていいなぁ」と心から思う事でしょう。
鹿児島県南九州市知覧町郡17881
電話 0993-83-2525
入館料 大人 500円 小人(小・中学生)300円
営業時間 9:00~17:00(入館は16:30迄)
定休日 年中無休
知覧の観光スポットおすすめランキング第2位「武家屋敷」
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「武家屋敷」は、江戸時代の名残を残す、閑静な佇まい見せてくれるところです。
薩摩藩は、江戸時代1藩1城と言われてきていましたが、その禁を破り領内に100か所以上の出城を持っていました。ここ知覧はその中でも重要な出城に当たり、今なお武家屋敷が現存しているのです。
知覧は「薩摩の小京都」といわれ、生け垣と石垣が美しく、武家屋敷群の18,6haは昭和56年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、7庭園は国の「名勝」にも指定されています。県内では鹿児島市の仙巌園(磯庭園)に続いて2番目の指定となりました。
地区内は石垣で屋敷が区切られ、沖縄によく見られる石敢當(魔よけの石碑)や、屋敷の入り口には屋敷内が見えないように、屏風石があります。石垣は他の地域では見られない綺麗な切石製整層積みが中心で、石垣の上の見事な生け垣と共に清潔感あふれる風景を作っています。
名勝に指定された7つの庭園の中で森氏庭園だけが池泉式で、ほかは全て枯山水式となっています。
ここを散策していると、江戸時代にタイムスリップしたかのような気分になります。
鹿児島県南九州市知覧町郡6198番地
駐車場 大型バス20台(1時間500円)
普通車50台(1時間200円)
入園料 大人 500円 小人 300円
営業時間 9:00~17:00
休日 年中無休
知覧の観光スポットおすすめランキング第3位「ホタル館富屋食堂」
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「ホタル館富屋食堂」は特攻の母として慕われた「鳥浜トメ」の経営する食堂でした。
太平洋戦争の息詰まる状況下で、軍の指定食堂として、特攻隊員に「お母さん」として慕われ、娘たちとともに、出撃する特攻隊員を温かく迎え、そして送り出したのでした。
共に暮らした赤羽礼子の証言により、当時の場所に再現され、特攻隊員の遺品や写真を織り交ぜて展示されています。
隣接する富屋旅館は、戦後昭和27年遺族を知覧に留めるために作られたものです。
高倉健主演の「ホタル」にも登場しています。知覧から帰った際は、一度レンタルでもいいですので映画「ホタル」を鑑賞してみてください。
知覧へのアクセス
●定期観光バスを利用する場合
鹿児島中央駅発 8:30発~鹿児島中央駅着
料金 4400円
所要時間 約8時間
●タクシーを使う場合
料金 16000円~20000円
鹿児島市内から往復約4時間
●鹿児島中央駅前から路線バスを使用の場合
所要時間 約1時間20~30分程度
料金 武家屋敷までは870円 特攻平和会館までは940円