「ロンドン・テムズ川」リバーサイド散策
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ロンドンのテムズ川沿いは2000年に大規模な再開発が行われて、今では注目度No.1のリバーサイドエリアとなっています。歴史的な見どころだけでなく、話題のショップやレストランが点在する洗練されたスポットです。そんな魅力的なリバーサイド南側遊歩道をあちこち寄り道しながら散策してみましょう。
地下鉄のウエストミンスター駅を降り、石の階段を上るとすぐにテムズ川の石橋横に出ることが出来ます。その右手にはウイリアム王子とキャサリン妃が結婚式を執り行った壮麗な教会、世界遺産のウエストミンスター寺院が姿を現します。
13世紀にヘンリー3世の命によって建てられた、王室とゆかりの深いイギリス国教会の寺院です。内部に施された煌びやかな装飾やシェイクスピアなど偉大な芸術家の記念碑もあり、見どころの多いスポットとなっています。
ウエストミンスター寺院のすぐ左隣には議会制民主主義を生んだイギリスのシンボル、ビッグベン(国会議事堂)があります。こちらも世界遺産となっています。11世紀に建てられた宮殿を16世紀以降は国会議事堂として活用しており、イギリスの政治の中心を担っています。北側にある巨大な時計は15分ごとに小鐘が美しい音色を奏でています。
ビッグベンのすぐ向かいのテムズ川に架かっているウエストミンスターブリッジを渡ると、眼前に大きく見えるのはロンドン・アイという真っ白な大観覧車です。高さ135メートルというヨーロッパ最大級の観覧車で、ミレニアムを記念して造られました。当初は5年間だけの予定で造られていたのが、ロンドン観光の目玉施設として定着したため、取り壊すのをやめたそうです。
ロンドン・アイを西に進むと、一流のカルチャーとアートがコンプレックスする施設、サウスバンクセンターがあります。ロンドンの交響楽団や著名な音楽家が出演するロイヤルフェスティバルホールとクイーンフェスティバルホール、企画展が定期的に開催されるギャラリーのあり、ロンドンのアートの発信地となっています。
テムズ川の眺めながら楽しめるマフィンが美味しいリバーサイド・テラス・カフェもあるので、リバーサイド散策の休憩に最適の場所ですね。