ベルリンの壁
ベルリンの壁は、東西冷戦によって生まれた悲劇の観光スポットです。
1990年まで続いた冷戦時代、資本主義の西ドイツと、ソ連社会主義の東ドイツの経済格差は徐々に大きくなっていきました。国家存続の危機を感じた東ドイツは、東の人々が西に逃げられないように壁を作ろうと考えて実行します。
ベルリンの壁崩壊とは、ベルリンの壁が1989年11月10日に東西ベルリン市民によって破壊されましたが、そのほとんどは撤去されたものの、「イーストサイドギャラリー」や「壁博物館」などの一部記念碑として残されているところもあります。
ブランデンブルク門
こちらはブランデンブルク門です。
高さは26m、幅は65.5m、奥行きは11mの、砂岩でできた古典主義様式の門。
ベルリンの都市門として唯一現存するブランデンブルク門は、かつては何よりも東西ベルリンの分断の象徴でしたが、壁の崩壊以降、ドイツ統一のシンボルとなり、現在多くの観光客が訪れる場所です。
国会議事堂(ライヒスターク)
こちらは、国会議事堂(ライヒスターク)。
ベルリン統一に際して、新しい国会議事堂の必要性が叫ばれ、その場所としてベルリン
外から見るだけでも十分楽しめますが、建物に奥にあるガラスドーム内部からの眺めもお勧めです。
ガラスドーム内部の入場は無料ですが、ここに入るには予約が必要です。
インターネット上で予約をしますが、当日でも予約は可能です。
パスポート等の身分証明が必要になりますので、忘れずに持っていくようにしましょう。
螺旋に伸びる歩道からはベルリンの街を一望することができます。
無料の音声ガイドもあります。
ホロコースト記念碑
こちらは、ホロコースト記念碑です。
ベルリン中心部、チェックポイントチャーリーなどが立地するエリアに近い一角にある、ナチスによって大量虐殺されたヨーロッパのユダヤ人犠牲者が慰霊されています。
この記念碑の周囲だけは、賑やかなベルリンの街の喧騒とは切り離された、静謐かつ厳粛な、特別な雰囲気に包まれています。
灰色の長方形がずらっと並ぶ光景は圧巻です。
ベルリンテレビ塔
元は東ベルリンのシンボルであったベルリンテレビ塔です。
高さ368mという、今でもヨーロッパ有数の高さを誇り、その展望台からの素晴らしいパノラマをめがけて、たくさんの観光客が日々訪れています。
入場料が必要になります。
展望台には、パノラマバーや回転レストラン「Sphere(球体)」などもあります。
息をのむようなベルリンの眺めをお楽しみください。
歴史を感じるベルリン観光を楽しもう
ドイツ最大の都市であるベルリン。
統一からわずか24年しか経っていませんが、目覚ましい発展を遂げ、世界有数の観光都市となっています。
その歴史に思いを馳せながら、是非街歩きをしてみてはいかがでしょうか。