地球の鼓動が聞こえてきそうな「桜島」の観光スポットおすすめランキング

桜島カーフェリー
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桜島への観光は、桜島フェリーを利用するのが一番です。24時間年中無休で運行しています。昼間は約15分おきに出航していますので、とても便利で、時間もたった15分という短さで桜島に渡れますから、ほとんどが桜島フェリーを利用しています。
 
マイカーやレンタカー、定期観光バスを利用しても良いですし、桜島に渡ってみたいという人は、人間だけが乗船してもかまいません。

 

桜島の観光おすすめランキング第1位「埋没鳥居」

埋没鳥居
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黒神埋没鳥居
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「埋没鳥居」は、黒神地区にあった「腹五社神社」の鳥居は噴火後たった1日で軽石や火山灰に埋め尽くされ、もともと3mあった鳥居ですが、現在は笠木部分を1m地上に残している鳥居です。大正3年の大噴火で、噴出した大量の火山灰や、軽石は上空8000mにも達し、火山灰は遠くはカムチャッカ半島にまで飛んで行ったそうです。
 
噴火後、住民は神社の神聖な鳥居を掘り起こそうとしましたが、当時の村長、野添八百蔵氏の「後世に噴火の記憶を残そう」との英断で、噴火直後の姿がそのまま残っています。
観光客の方が一番驚く場所ではないでしょうか。

 

桜島の観光おすすめランキング第2位「湯之平展望所」

湯之平展望所
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湯之平展望所から見た鹿児島市街地
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「湯之平展望所」は、海抜373メートル、桜島の4合目に桜島では一番高い所にある展望台です。桜の花びらをデザインした屋根が特徴的ですが、ここから仰ぎ見る南岳の山肌や、噴煙を上げるさまは、まさに圧巻です。
 
眼下には鏡のように穏やかな錦江湾と鹿児島市街地、南の方には開聞岳まで一望できる島内一の景勝地です。錦江湾越しに見る鹿児島の夜景は、距離が離れているので、帯状に広がって見える100万ドルの夜景です。

 

桜島の観光おすすめランキング第3位「有村溶岩展望所」

有村展望所
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有村展望所遊歩道
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「有村溶岩展望所」は、桜島を正面から見て、南側の端に当たり、南岳のふもとに位置します。大正溶岩原に作られた展望所で、一面に広がる溶岩原には圧倒されます。この展望所には、約1kmの遊歩道も作られ、桜島に由来する句碑や歌碑も点在していますから、文学散歩も楽しむことが出来ます。
 
ここから見る桜島は普段見なれた横型ではなく円錐形をしていて、見る場所によって全くその姿を変えていきます。現在活動中の「昭和火口」が南岳のすぐ後ろにあるため、ゴーッという音や、噴火に伴う爆発音が聞こえることも珍しくありません。
駐車場近くには、結構たくさんのお土産屋さんもあり、観光客の買い物の姿も多く見られます。

 

桜島の観光おすすめランキング第4位「林芙美子文学碑(古里公園)」

林芙美子文学碑
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芙美子幼少期
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「林芙美子文学碑(古里公園)」は、『放浪記』の著者「林芙美子」の文学碑です。
小説「放浪記」「浮雲」などで知られる女流作家林芙美子の母親は、桜島の古里町で暮らしたことがあり、芙美子もここ古里町で幼少のころの一時期を過ごしたといわれています。
 
「花の命は短くて 苦しきことのみ多かりき」
 
芙美子の好きだったこの言葉が碑に刻まれています。
毅然とした芙美子の姿と、母親に思いをはせているかのような、幼少期の銅像から波乱の生涯であった女流作家林芙美子の生涯を偲ぶことが出来ます。
 
文学碑の近くにはお土産屋さんがあり、林芙美子関連の本や、なかなか手に入らない焼酎「森伊蔵」「魔王」なども販売しています。それと鹿児島市内でもなかなか手に入らない、長渕剛さんの関連グッズも展示販売しています。

 

桜島の観光おすすめランキング第5位「黒神ビュースポット」

黒神ビュースポット
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黒神から見た昭和火口
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「黒神ビュースポット」は、2006年以来活発に噴火を続ける「昭和火口」を望む展望台です。時折、噴煙や水蒸気が上がる瞬間がみられ、地球が生きていることを実感できる場所でもあります。噴火に伴う爆発音や、鳴動が聞こえることもあるので、しばらく眺めているのも一つの楽しみ方かもしれません。
 
周辺は昭和噴火(1946年)の際の溶岩が流れた場所で、殺伐とした風景が広がります。
溶岩流出直後、地面から湯気が上がったことから、このあたり一帯は「地獄河原」とも呼ばれています。近くには、文明溶岩(1471年)、大正溶岩(1914年)地帯もあるので溶岩の違いを比べてみてください。

 

桜島の観光おすすめランキング第6位「桜島ビジターセンター」

ビジターセンター外観
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ビジターセンター内部
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「桜島ビジターセンター」は、霧島錦江湾国立公園を理解してもらうために、桜島の自然や歴史について分かりやすく展示解説しているとともに、様々な情報を紹介している施設です。ここでは、桜島の噴火と成長の歴史や地域観光情報や防災活動を紹介しています。
 
ハイビジョンやジオラマ、パソコンなどによって臨場感あふれる、生きた桜島を体感できるコーナーも設けられています。売店コーナーもあり、鹿児島や桜島のレアな特産品などを販売しています。

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