カールトン・ホテル・バリオーニ・ミラノ Carlton Hotel Baglioni Milan
イタリアは、いくつかの有力な都市国家が連合して誕生した国家です。
現在のイタリアの首都はローマですが、北イタリアの雄と呼ばれている都市がミラノです。
パリと並んでファッションの都としても知られているこの街、そのファッション街として有名なのがスピガ通り。
そのスピガ通りに面したホテルこそ、「カールトン・ホテル・バリオーニ・ミラノ」です。
ゲストを迎える空間は、非常のモダンかつ重厚な空間です。
床や暖炉には贅沢に石を使っています。
冬は底冷えするミラノですので、暖炉の火は心身ともに暖かさを感じられますね。
公共エリア、客室共に無線と有線の高速インターネット アクセスをご利用いただけます (無料)。
またホテルのスタッフがコンシェルジュ サービス、ウェディングサービス、ベビーシッターサービスなどの手配をサポートします。
客室はクラシカルなヨーロピアンスタイルのインテリアでまとめられています。
客室の家具は全てオリジナルアンティークで統一され、ヴェネツィアングラスの照明が施された室内には優雅な空気が流れます。
大きさよりクオリティを重視したいというオーナーのこだわりが反映された客室です。
部屋にはミニバー、室内金庫、衛星放送チャンネル、スリッパが完備されています。
このホテルの看板ともいえる客室が「スイート・レオナルド」です。
スピガ通りを見ることができるこの客室の内装は、重厚感あふれる家具が並んでいます。
ソファーは安定感があり、座り心地もよさそうです。
別名「ダライラマ・スイート」とも呼ばれている「モンテ・ナポレオーネ・テラス・スイート」には、あのダライラマが1999年に宿泊したことがその別名の由来です。
広さは135平方メートルにも及び、家具はアンティーク感あふれるものです。
バスルームは青いタイルの美しいシャワールームがあります。
一日の疲れをクールダウンできることでしょう。
シャワー付き浴槽、バスローブ、オリジナルバスアメニティが完備されています。
こちらがホテルの中庭です。
ショッピングのひと休みに緑に囲まれてゆっくりとお茶をしてみるのもいいかもしれませんね。
ホテル内にはレストランがあり、その名を「イル・バレット」と言います。
かつては別のところにありましたがホテル内に移転をしてきました。
ミラノ名物といえばミラノ風カツレツですが、もちろんそちらも堪能することができます。
景色を堪能したい方には「レストラン・テラッツァ・バリオーニ」です。
ここには大きな窓が設置されており、窓越しにホテルの庭園を一望できます。
中にいながら外のような雰囲気を楽しめるのです。
こちらの料理は軽いものが中心です。
スパの名前は「スピガ8」です。
サウナはもちろんのこと、トルコ風呂 / ハマムもあります。
お客様に合わせたトリートメントやマッサージなども行っています。
日々のストレスから解放された至福のひとときをお過ごしいただけます。
ミラノの観光名所はたくさんありますが、何といってもミラノの象徴、ドゥオモは外せないでしょう。
カールトン・ホテル・バリオーニ・ミラノから徒歩15分のところにあります。
1386年の着工から500年の歳月をかけて完成した、聖母マリアの誕生に捧げた大聖堂です。
約3400体の彫像、150本の尖塔を持つイタリアのゴシック建築の傑作。
このドゥオモのどっしりとしたゴシック建築はイタリアでもっともゴシックらしいゴシック建築であり、そのオリジナリティ溢れるデザインは独特の美しい姿をしています。
聖堂の内部には光の反射によって微妙な色を弾くステンドグラスやキリスト教の歴史を描いた油絵、そして彫刻などが並び、ミラノで一番神聖な空気が漂う空間と言えるでしょう。
その壮大な空間に漂う神秘的な静寂は訪れる者の心をそっと休めてくれるようです。
エレベーターや階段で上がることができる屋上からの眺めもすばらしいです。
photo by static.fidelityhouse.eu
ドゥオーモを正面に見て、左手に見えるのがこのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリアです。
イタリア王国の初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世にちなんで名づけられたこの場所は、石造りの伝統工法を基盤に、モザイク模様の床とアーチ型の優美なガラス天井を備えたアーケードはまさにミラノの建築技術の終結と呼べる傑作でしょう。
中央十字路の天井には四大陸を象徴的に描いた美しいフレスコ画もあります。
「プラダ」や「ルイ・ヴィトン」などのブランド店や、歴史ある本屋、鞄屋、宝石店も並び、ミラノの買い物と言えばこのガッレリア近辺といった感じです。
何度訪れてもそのバランスのとれた美しさはミラノの日常に溶け込みながらひときわ輝いて見えます。
photo by www.visiteguidatemilano.com
ミラノの象徴、ドゥオモから歩いて5分のところにこのスフォルツェスコ城はあります。
14~15世紀にミラノを支配していたヴィスコンティ家とスフォルツァ家の居城だった所です。
現在は市立博物館として利用され、ミケランジェロが死の数日前まで製作した『ロンダニーニのピエタ』も展示されています。
14~18世紀の作品を集めた絵画ギャラリーや中世の楽器コレクションも見所です。
このスフォルツェスコ城の裏側は広大な敷地のセンピオーネ公園になっていて、のんびりと散歩を楽しむのはもちろんのこと地元の人の憩いの場所になっています。
世界遺産に登録されているレオナルド・ダ・ヴィンチの生涯唯一の壁画であり、ルネッサンス期の最高傑作「最後の晩餐」はこのサンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会の中にあります。
サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会はかつて修道院だった建物をスフォルツァ家が改装したものです。
キリストが12人の使徒に「汝らの一人、我を売らん」と言った瞬間が描かれています。
見学は完全予約制となっており、1グループ30人ほどが15分交代で見学するしくみになっています。
これを一目見ようと毎日のように世界中から多くの観光客が訪れます。
1494-1498年に製作されたこの作品は教会の食堂に描かれたということもあり、いまだ500年以上ミラノから外に持ち出されたことはありません。
まさに「ミラノが世界に誇る宝」と言っても言い過ぎではないでしょう。
ミラノで優雅な時間を送ることができる「カールトン・ホテル・バリオーニ・ミラノ」。ぜひにミラノ滞在の際は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?