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外食
旅行で必ず利用する外食は、すぐにわかる物価のバロメーターです。マカオでは、同じチェーンのお店でも、立地によって価格が異なります。
観光地やホテル内にあるお店は比較的高く、ローカルエリアにあるお店は比較的安いです。
日本とマカオでは、どれくらい違いがあるのでしょうか。
マクドナルド
ローカルエリア
- ハンバーガー MOP11(約150円) 日本:110円
- ビッグマック MOP21(約280円) 日本:390円
マクドナルドは、日本の方が安いものもあれば、日本の方が高いものもあります。
香港マカオ限定のメニューが色々あるので、ぜひ日本にはないメニューに挑戦してみてください。朝食メニューにはスープマカロニという、香港マカオならではのメニューも並んでいます。
季節ごとに変わる限定ハンバーガーのセットは、チキン南蛮など日本食をテーマにした商品も多いです。現在はてりたまバーガーセット(ポテト、ドリンク、フライドチキン付きMOP54、約730円)が食べられます。日本ではてりたまバーガーセットが660円なので、フライドチキンがつくことを思えば少しお得かもしれません。
スターバックスコーヒー
ローカルエリア
- ショートラテMOP39(約530円) 日本:340円
スタバのコーヒーは、日本よりも高価です。フラペチーノなどは、1,000円近いものもあります。香港マカオ限定のグッズは、タンブラーやバリスタベアなど、かわいくておしゃれなものが多く、スタバファン必見です。
ベネチアンやMGMコタイ、サンズコタイセントラルなど、コタイ地区のカジノリゾート内には、おしゃれな「スターバックスリザーブバー」のお店があります。コーヒーカクテルやコーヒーフロートなど、豊富なメニューが楽しめます。
ランチ
ランチは日本とほとんど変わりません。
お店によっては日本よりもボリュームやバリエーションが少なく、割高に感じます。
人気の飲茶は、旅行中一度は試したいですね。
- 定食 MOP40~60(約540~800円)
- カフェ MOP60~80(約800~1,080円)
- 飲茶 MOP100~120(約1,350~1,600円)
ディナー
夕食は、中華料理よりもポルトガル料理などの洋食の方が割高です。
マカオは洋食がとてもおいしいですから、旅行中1度は洋食を選んでみてはいかがですか?
- 中華 MOP200~300(約2,700~4,000円)
- ポルトガル料理 MOP400~500(約5,400~6,750円)
- お酒代 缶ビール1本MOP40(約540円)、グラスワイン1杯MOP50(約680円)
日本と比べて安いもの
生活に直結する飲料や交通費、携帯代は日本よりも安いです。
マカオのスーパーは、同じ系列でも立地によって価格が異なるヨーロッパ式で、ローカルエリアは比較的安く、観光客の多いエリアでは比較的高い価格がついています。
また飲み物や食べ物などを買う場合、コンビニはスーパーで買うよりも高くつくことを覚えておくと損をしません。
交通費
交通費は日本よりもマカオの方がずいぶん安いです。
空港やフェリーターミナルと各カジノホテルをつなぐシャトルバスは、誰でも無料で利用できます。旅行の際はシャトルバスを活用しましょう。
- タクシー 初乗りMOP19(約260円)以降240mごとにMOP2(約30円)
- 荷物をトランクに乗せた場合や、長距離の場合は追加でMOP3~5(約40~70円)
例:マカオフェリーターミナルから世界遺産の聖ポール天主堂跡まで、所要時間約10~15分、料金60~70MOP(約800~950円)程度 - バス マカオ内一律MOP6(約80円)、ICカード利用でMOP3(約40円)
- LRT(ライトレール、鉄道) 距離によりMOP6~10(約80~150円)、ICカード利用で半額
マカオでは、MOP200(約2,700円)チャージしておけば、1か月以上持つことが多いです。
日本の場合は、1週間ほど旅行すると5,000~6,000円必要になりますね。
ビール
マカオは日本のように酒税がかかりませんので、日本のビールが日本よりも安く買えます。
地元のビールならさらに安く、ソフトドリンク並みの価格です。
- アサヒスーパードライ 330ml MOP10(約140円) 日本:200円程度
- 青島ビール 330ml MOP6(約80円) 日本:270円程度
ソフトドリンク
ソフトドリンクも、日本より安く買えます。商品によって、小刻みに価格が異なるのが日本とは違いますね。お茶よりもコーラ、コーラよりも水が安いです。
- 水 500ml MOP3(約40円) 日本:80円程度
- コカコーラ 350ml MOP4.3(約60円) 日本:120円程度
- お~いお茶 500ml MOP8.5(約115円) 日本:150円程度
携帯代
携帯代は、プランや会社によっても多少違いますが、日本と比べるとかなり安いです。
私が使っているiPhoneのプランは、MOP85(約1,150円)でマカオ内の市内通話1,200分とインターネットが4GB分利用できます。
香港や日本に電話した場合は別途料金がかかりますが、あまり利用しないので、2,000円行くことはほとんどありません。
日本と比べて高いもの
カジノで年々観光客が増えている、景気のいいマカオではインフレが進んでいます。家賃や宿泊料金などは、日本よりも高いです。
家賃
マカオは家賃が高いです。
ワンルームなど1人用の住宅は少なく、2ベッドルーム以上あるところが一般的です。必然的に、外国人労働者は会社の同僚とルームシェアをすることが多くなります。
家賃などの不動産は、マカオの通貨MOP(マカオパタカ)ではなく、HKD(香港ドル)で支払います。
マカオではマカオパタカ、香港ドル、人民元の3種類の口座を持っている人が多いです。
- タイパ島エリア 100㎡ 2LDK HKD14,000(約19万円)
ホテル宿泊
マカオはリゾートホテルが多く、特に金土日の週末は料金が高騰します。日本でいうビジネスホテルやバックパッカー用の宿は少なく、週末に10,000円以下で泊まれる部屋はほとんどありません。その代わり、広くて豪華な部屋が多いです。
- ベネチアンホテル(70㎡) 30,000円ほど
- MGMマカオ(48㎡) 45,000円ほど
※宿泊日や混雑具合により料金は変動します。
人気の日本製品
マカオでは、日本の製品が人気です。特に日本車や化粧品は、不動の地位を確立しています。
日本車
日本車はマカオでも人気があります。日本と同じ左側通行なので、右ハンドルが運転しやすいためでしょう。タクシーや観光用のバンは、トヨタ車が多いです。
自家用車はほとんどがヨーロッパ車か日本車で、日本車はどのメーカーのものも見かけます。
マカオではエコカー購入時の車両税が約半額になるため、エコカーの人気が高いです。
+車両税 MOP35,500(約466,000円)
+ナンバープレート登録費用(初回車検費用込み) MOP9,600(約130,000円)
+車両使用税(毎年) MOP850(約11,500円)
合計 MOP207,950(約2,800,000円)
購入価格総額は、日本とあまり変わらないでしょうか。
諸税が約61万円と、日本に比べると50万円ほど高いため、車はぜいたく品の扱いです。マカオは狭いため、歩いて行ける場所も多く、車を持たない人も半数程度います。
化粧品
日本の化粧品は、女性にとても人気です。日本からマカオへの化粧品の輸入量は、毎年増加しています。
マカオでは、メイクよりもスキンケアに力を入れる人が多く、スキンケアが有名なブランドが人気です。デパートではSK-Ⅱやポーラなどの高級ラインが人気があります。資生堂はコスメの取り扱いが少なく、ほとんどがスキンケア商品です。
- POLA
リンクルショットメディカルセラム(しわ用美容液) MOP1,175(約16,000円)日本:14,850円
ホワイトショットLX(美白化粧水)MOP990(約13,400円)日本:12,100円 - 資生堂
アルティミューン パワライジングアイコンセントレートN(目元美容液)MOP565(約7,630円) 日本:8,250円
フューチャーソリューション LX コンセントレイティッドバランシングソフナーe(化粧水) MOP980(約13,230円) 日本:13,200円
化粧品は、日本とあまり変わらない価格や、かえって安いものもありますね。
マカオから日本へ旅行する際は、さらに免税になるので、化粧品の購入を目的に旅行する女性も多いです。
トータルするとマカオの物価は?
トータルすると、マカオの物価は日本とあまり変わりません。
ワンコインランチができるような場所が少ないので、旅行中全て外食にするなら、食費が少々かかります。ショッピングは全体的に日本とあまり変わらない価格ですが、セールの時期にはブランド物が30~70%オフになるので、夏や冬のセールシーズンを狙って旅行するのもおすすめです。