現地日本人ガイドがおすすめする「マカオ旅行」に最適な服装・持ち物まとめ

必ず持ちたい折りたたみ傘

マカオ旅行の際に必ず持ちたいのが折りたたみ傘です。4月~9月頃までは雨が多く、特に夏場はにわか雨や急な雷雨も珍しくありません。天気予報で雨のマークが出ている場合はもちろん、春から夏にかけては晴れの予報でも念のため傘を持つことをおすすめします。

私がガイドをする際も、春から夏はにわか雨に備えて毎日折りたたみ傘を携帯しています。丈夫な雨傘は日よけにもなりますので、夏場の旅行ではできるだけしっかりとした折りたたみ傘を持つのがおすすめです。小さくて軽い傘は、携帯に便利ですが大雨に弱いので、夏場のゲリラ豪雨でずぶ濡れになる可能性があります。

できれば雨の日用の靴も1足あると便利です。長靴やレインブーツでなくても構いません。できるだけ軽くて雨を弾く素材のものがあると、靴が濡れて気持ちが悪いという状態を避けることができます。マカオは石畳の街なので、雨の日は足元がすべりやすくなり、危険です。雨用の靴は、すべりにくいものを選びましょう

おすすめ
しっかりとした大きめの折りたたみ傘、雨用の靴
おすすめしない
軽くて小さく持ち運びやすい傘、すべりやすい靴

夏の日差しに日傘・帽子・サングラスが三種の神器

春から夏は紫外線が強い季節でもあるので、日よけは必須です。直射日光を浴びると、自分で思っているよりも体力を使います。傘をさすと体感温度が3度ほど変わるので、高温多湿のマカオの夏場は、傘で日よけをするのがおすすめです。
傘のほか、帽子も手軽に利用できます。手がふさがらないので身軽で、観光に便利です。また午前中の観光では日差しが強く、まぶしくて世界遺産がよく見えないということがあります。サングラスで目を守りましょう。

おすすめ
日傘、帽子、サングラス

熱中症予防に水分・塩分補給


マカオは夏場35度くらいまで上がります。湿度は90%を超える日が多く、町全体がサウナのようです。立っているだけで汗をかき、体力を奪われます。中には体調を崩す方もおられますので、夏場の観光では熱中症予防を心掛けましょう。外を歩く際はこまめに水分補給を行い、塩飴などを利用して適度に塩分をとることで、熱中症の予防になります。
観光途中で「ハンカチを買えるところはない?」と、尋ねるお客さんも多いです。暑い季節は、ハンカチやタオルなどを忘れずに持ち歩いてください。グレーのTシャツは、1枚で着ると汗をかいているのが丸見えになるので、おすすめしません。
また日よけのために長袖を着るのは、夏場のマカオでは自殺行為に等しいです。涼しい服装で出かけましょう。日焼けしたくない方は、日焼け止めや日傘を活用するのがベストです。

おすすめ
ハンカチ、タオル、水、塩飴、日焼け止め
おすすめしない
グレーのTシャツ、長袖で外を歩く

冷え過ぎ防止に薄手の上着

マカオでは、夏場ホテルや交通機関の中でエアコンが効きすぎていることがあります。座席によってはエアコンが直撃する場合もあり、体調を崩さないよう自衛する手段が必要です。屋内用に薄手の上着やスカーフなど、体温調整をできるものをカバンにしのばせておくと便利です。大判のスカーフなら、広げて肩回りに巻いたり、首元にマフラーのようにあしらったり、おしゃれなアレンジができます。大きくてもかさばらない、薄手のものを選ぶのが賢い旅行のポイントです。

おすすめ
薄手のシャツ、スカーフ

冬場はあたたかい服装で

マカオは雪こそ降りませんが、常夏ではありません。冬場は意外と寒くなることがあるので、注意が必要です。コートは日本から着てくるもので十分ですが、着替えを薄着しか用意していないというお客さんがたまにおられます。ほとんど10度以下にならないマカオでもぐっと冷え込む日があり、石畳の街は足元から底冷えします。
マカオには暖房設備がほとんどないので、外気温と屋内の温度が変わらないのも、日本人にとっては意外に感じるポイントです。ツアーバスなどの交通機関も暖房がついていないので、寒い日も厚着で寒さをしのぎます。帽子や手袋などの防寒具は必要ありませんが、セーターやトレーナー、マフラーとコートは必要です。冬場は暖かい服装を準備しましょう。

おすすめ
ヒートテックなど暖かい服装

マカオ旅行を最適な準備で満喫しよう!

マカオ旅行では、季節によって観光に最適な持ち物が変わります。旅行シーズンに合ったベストな服装と持ち物を用意して、体調を崩すことのないよう、備えあれば憂いなしの楽しい旅行を満喫してください。

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