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海外旅行トラブルその1:泥棒
スリや置き引きなどは、世界中どの観光地に行っても必ずいます。
私はスペインのマドリードで洋服をショッピング中に、怪しい集団に囲まれたことがあります。この時は大声を出して威嚇して、事なきを得ました。
海外旅行トラブルその2:スリ
色白で小ぎれいな格好をしたアジア人は、お金持ちに見られやすいので、常に周囲に気を配ることが大切です。観光地やバス、電車など公共の交通機関はスリが現れやすいスポットなので、移動の際は特に注意してください。
油断している人、お財布を抜きやすい人がまず狙われます。警戒していますよ、というオーラを常に出しておくことも重要です。
カバンはジッパー付きのものにして必ずチャックを閉める、できれば身体に斜め掛けすること、常に体の前で持つことを意識しましょう。
カフェやレストランに入った際も、カバンはイスの背もたれなど背中側に置くのではなく、足の間にはさむか常に膝の上に置いておくと安心です。スーツケースからは、どんな時でも目を離さないように注意してください。
海外旅行トラブルその3:強盗
夜道の1人歩きや、人通りの少ない場所、暗い路地を歩くのは避けましょう。もし万一強盗に出会ってしまったら、命の危険がありますので、抵抗せずに大人しくお財布を渡してください。
お財布ごと渡してしまっても無一文にならないために、現金を数か所に分けて持ち歩くこと、カード類は現金と別にしておくことはとても大事です。
海外旅行トラブルその4:パスポートが見当たらない!
パスポートを失くしたり、すられてしまった場合は出国ができません。
まず警察に行って被害届を作ってから、それを持って日本大使館へ行き、出国用の書類を作る必要があります。時間がかかりますし、慣れない外国の警察での手続きは心細いものです。楽しいはずの海外旅行が苦い思い出に変わってしまいます。
すられるのを避けるためには、服の下につけるセキュリティポーチなどを利用するのも有効です。
海外旅行トラブルその5:詐欺
世界中で様々な手口の詐欺が行われています。対処法は、相手をしないことが一番です。声を掛けられても無視するか、しつこそうなら「ノーサンキュー」とハッキリ断りましょう。
一緒に旅行をしている友人が危機感がなく、犯罪に巻き込まれる可能性もありますので、グループ全員で「こんな犯罪があるらしい」と周知しておくことも重要だと思います。
海外旅行トラブルその6:偽警察
私はタイのバンコクで観光地に向かう途中、「ツーリストポリス(観光警察)だ」と名乗る制服を着た偽警官に、「今日はその観光地は休みだ」と嘘をつかれ、仲間のトゥクトゥクに乗れと言われたことがあります。
私は休みでも構わないから観光地へ行きたいと言ったのですが、同行していた夫がサッサとトゥクトゥクに乗り込んでしまい、どこへ向かうのかもわからないまま発車されてしまいました。
怪しすぎる、とにかく降りようということで、ドライバーに多めにお金を渡して逃げ出しましたが、のんきについて行ったらどうなっていたかと思うと恐ろしいです。
他にも歩いていると偽警察に呼び止められて、お財布やパスポートを出せと言われ、従うと巧みに財布やお金を抜かれるというケースがあります。職務質問にあった際は、まず身分証を見せてもらうようお願いするのがいいでしょう。
また偽警察がホテルの部屋を訪ねて来たという場合もあります。普通に考えるとありえない状況でも、気が動転すると開けてしまうことがあります。まずはホテルのフロントに「警察という人が部屋を訪ねてきているが本物か」と確認の電話を入れましょう。
海外旅行トラブルその7:優しさにつけ込む詐欺
落とし物を拾ってあげたり、署名をお願いしますとか、赤ちゃんを抱いてくださいと言われて、相手をしている間にお財布を抜かれることもあります。海外にもいい人はたくさんいますが、中にはあなたの優しさにつけ込んで、危害を加えようとする人もいることを忘れないでください。
他にも例えば、いきなり手を取って勝手にブレスレットを作り始めて、無料かと思っていたら高額な値段を要求されたり、写真を撮ってあげると言われてカメラや携帯を渡したら、持ち逃げされたりすることがあります。
海外旅行トラブルその8:日本語を話す人は要注意
また、日本語を話す人には要注意です。外国人が「日本語を勉強しているんだけど」などと言って近づいてくる場合は、たいていが怪しいと思いましょう。
同じ日本人であっても、人恋しくなっている日本人旅行者を狙って近づいてくる人がいます。「家に帰れないからお金を少し貸してほしい」などの、寸借詐欺もよくあるパターンです。
久しぶりに日本語を聞いて嬉しくなってしまう気持ちはわかりますが、よく知らない相手には心を許さず一線を引いてください。
海外旅行トラブルその9:性犯罪
お酒に薬を混ぜて意識不明にさせる、デートレイプなどの事件が後を絶ちません。男女問わず、知らない人にお酒を勧められても、断るのが一番です。男性だから安心、若くないから安心だとは思わないでください。
どんなに現地の人と盛り上がっても、海外旅行中は必ず自分のお金で安全なお酒を飲むよう心掛けましょう。気が付いたらお財布を取られて一文無し、その上心と身体に傷をつけられていたなんて、笑い話にもできません。
ナンパや痴漢なども嫌ですね。熱烈に口説かれたり、知らない男性がしつこくついてきたときは、ハッキリNOと伝えてください。文化が違うので、微笑でやんわり断ったのでは、伝わらないことがあります。もう二度と会うことのない相手です。全身で断りましょう。
海外旅行トラブルその10:ドラッグ
ソフトドラッグが合法の国もありますが、多くの国では麻薬の所持が厳禁で、厳しく裁かれます。街を歩いている声を掛けてくる売人がいますが、ついていくのは危険です。
麻薬の売人が、何もわからない観光客相手に偽物を売りつける詐欺もありますし、麻薬を買った観光客の情報を警察に売っていて、逮捕されるというケースもあります。
まとめ:自己防衛をして安全に海外旅行を楽しもう
海外旅行をトラブルに巻き込まれず、楽しい思い出のまま終えるには、自己防衛が大切です。まずは目的地でどんな犯罪がよく起こっているか調べて、犯罪を寄せ付けないよう意識しましょう。
スリなどは、常に警戒している人には近づこうとしません。日本人は平和ボケとよく言われますね。旅行中は海外にいるという意識を忘れずに、少し気を張っているくらいでちょうどいいと思ってください。