一生に一度の記念になる食事――。
それくらい特別な“究極”の料理を提供する店が、東京・初台にあります。それが『Bon.nu(ボニュ)』です。
刀剣美術館の裏手にひっそりとたたずむ隠れ家的レストラン。店内に入ると、乳白色の明るい、落ち着きのあるインテリアが包み込むような安らぎを与えてくれます。
photo by restaurant.ikyu.com
『ボニュ』を主宰するのは、テレビでもおなじみの美食家の来栖けい氏。
取材を一切しない独自のスタイルを貫き、これまで2万軒以上のお店を食べ歩いてきた来栖氏。“食べ手”として自らの足と舌だけで稼ぎ集めた、その“美食”の奥義すべてをここに収斂し、開店したのが『ボニュ』なのです。
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店名の“ボニュ”、は「母乳」が由来とのこと。人間が初めて口にするもの。原点であり、何でも手に入ってしまう時代だからこそ、シンプルでかつ奥深いもの、その大切さを忘れないためにと来栖氏が名づけたものです。店内のインテリアも、もちろんこの店名に由来しています。
また、フランス語だとBonは良い。nuはヌード。直訳すると「いい意味での裸」。視覚的要素が大きいアート的な「ヌード」ではなく、あくまでも「裸」。飾らないありのままの姿(素材の持ち味や本質)を脳裏に焼きつけるという意味も込められるそうです。
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そんな『ボニュ』が求める究極の料理は、シンプル+オリジナリティ。
どんなに味、香りの相性が良い食材同士であったとしても、日本の秋刀魚に西洋野菜は合いません。“秋刀魚の塩焼き(秋刀魚+大根)”の前では、存在感、説得力ともに遠く及ばないのです。これが「おいしさの本質」であり、いつの時代も変わることのない「王道の領域」なのだ、と来栖氏は訴えます。
『ボニュ』で出される料理は、視覚的要素が強く華やかさもある現代風のフレンチやイタリアン、スパニッシュでもなく、かといって伝統的なシンプルさを備える日本料理とも違います。
説得力のある手法を施しながらも、「盛らない勇気」を持って限りなくシンプルに仕上げることで、シンプルなおいしさのさらに上をいくという唯一無二の料理スタイルです。これは一切取材をしない来栖氏の姿勢そのものです。
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『ボニュ』では、ほぼこの店でしか口にできないと言っていい、スペシャルな食材が次々提供されます。
たとえば、時期さえ合えば、年間約3頭しか出荷されない天然記念物の見島牛や、出荷数年間わずか約1頭だけの幻の竹 の谷蔓牛も、世界でここ『ボニュ』でだけ食べることができるのです。
肉料理でいちばんのオススメは、6時間かけて焼き上げる“ボニュ焼き”です。
このボニュ焼きを部位違いで2種類、計240gのお肉を堪能できる一休限定コースは肉好きの方必見です。
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他にも陽澄湖から取り寄せたXLサイズの特級上海蟹やブルターニュ産オマールエビ、イタリアのアルバ産の白トリュフなど、来栖氏が自慢の舌と流通ルートを確立して集めたスペシャルな食材が次々提供されます。
3回以上ご来店された常連客には、お客様の要望を最大限に組み込んだお客様主導のコースを出す、というわがまま聞き放題のコースも注文できます。
4品から7品と皿数はもちろん、すべての料理の素材を指定することも可能。たとえば、「料理は7品で、海老、イカ、とうもろこし、鮎、豚足、仔羊、マンゴーを使って」という指定もできたりします。
そのお題をもとにスタッフ全員でそれぞれの素材と向き合い、シンプル+オリジナリティある料理を考える、というわけです。「肉が好きだから肉料理は3品で」や、「甘いものはなくてもいいので、料理1品増やして」といったことなど、 いわば、お客さまが作り上げるコース。(ただし一から作り上げるため、ご予約は2週間前まで。)
コースで使われるお皿も、1つ1つのスペシャリテのイメージに合わせて製作したもの。使い回しはせず、1つの料理にしか使わないオンリーワンのお皿う使うという贅沢さは、料理の味とともに、あなたの記憶に深く刻まれることになるでしょう。
生涯で一度の記念となる食事を、特別な思いとともにお楽しみください。
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■基本情報
店 名:Bon.nu(ボニュ)(東京・初台)
ジャンル:フランス料理
住 所:東京都渋谷区代々木4-22-17 クイーンズ代々木 1F
アクセス:■JR線 代々木駅 … 徒歩10分
■京王新線 初台駅 … 徒歩6分
■小田急線 参宮橋駅 … 徒歩6分
記事提供・協力:一休.comレストラン