photo by restaurant.ikyu.com
愛媛県のほぼ中央に位置する内子町は、古くよりハゼの実から搾りとる蝋を使った木蝋や和紙の産地として栄え、現在でも江戸末期から明治時代にかけて建てられた屋敷や蔵の街並みが残ります。そんな内子町にあるこの宿は、昔懐かしい白壁が印象的な町を見下ろせる丘の上の美食の宿として注目されています。
1日5組だけが許される極上の時間
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部屋はヴィラスイート5棟からなり、「山桜」「棟」「萩」「椿」「梅」と、四季を感じさせられる花の名前がつけられています。内子の伝統建築を模した「透き」をデザインに取り入れた部屋は、寝室の他に、リビングや広々としたデッキ、内風呂が付いています。
木の香りが心地よく、地元の十崎のガラスと和紙をふんだんに使用した、和の風情が活かされたモダンな部屋です。
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開放感があり、柔らかい光と温もりが感じられる空間は、心地よい静寂に包まれます。日常を感じさせるテレビや時計のない、ゆっくりと時が流れる部屋で木々の揺れる音や鳥のさえずりに耳を傾けると、日々の疲れから解き放たれることでしょう。
和蝋燭が灯るダイニングで内子を味わい尽くす
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大きな窓ガラスの開放感あるダイニングは、まるで自然の中で食事をしているような木の温かみがある空間です。柔らかな灯りの和蝋燭のみで照らされる食卓には、地元の素材を活かしたさっぱりとした味付けのフランス料理『nouvelle Uchiko cuisine ~ヌーベル ウチコ キュイジーヌ~』が饗されます。
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料理が自慢のオーベルジュだけあって、素材に対するこだわりは強く、野菜は契約農家から届く採れたての有機野菜。果物も果樹栽培が盛んな内子ならではの旬がいただけます。
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時期によっては、地元の猟師が狩り獲ったキジやイノシシのジビエ料理が愉しめることも。地元のぶどう農家がつくるワインとともにいただけば、内子をとことん味わうディナーとなるでしょう。
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朝食には大胆に盛り付けられた朝どれの野菜に、内子豚のベーコンと放し飼い地鶏の卵が添えられます。旬の野菜やフルーツを使った3種類のジュースや、生乳とれたての醍醐チーズをつけていただく自家製パンなど、内子の恵みを存分に堪能できます。
季節を感じる景観に癒される温泉
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この宿のもう一つの魅力は温泉です。
内子の青石を使った源泉かけ流しの露天風呂からは、内子の移りゆく季節を望むことができます。特におすすめなのは春。女性露天風呂の前にはソメイヨシノの木があり、満開の桜を見ながらの湯浴みが愉しめます。
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お湯は神経痛や冷え性に効能がある低張性アルカリ性冷鉱泉。湯船に浸かると、思わずホッとし、吐息が漏れてしまうでしょう。
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<宿の基本情報>
オーベルジュ内子(愛媛県/内子町) [全5室]
所在地:〒795-0301 愛媛県喜多郡内子町五十崎乙485-2
アクセス:JR内子駅より車で約10分
参考料金:1泊2名 夕朝食付 60,880円~ ※2016/12 時点
記事提供・協力:一休.comレストラン