松並木で3本の道に別れた参道は、真ん中は神様が通られるので、通らない様に。松並木を抜けると手水舎があります。手を洗い口をすすぎ(飲まないように!)いよいよ拝殿に向かいます。手水舎の東西には、大国主命の像があります。
本殿は、この拝殿後ろに八雲山に抱かれる様に建っているのですが、拝殿にお参りすれば、本殿にお参りしたことになります。お参りに来れたお礼を述べた上でお願い事をしましょう。そして、拝殿後ろにまわり、本殿入口、八足門前でもご挨拶しましょう。
本殿の左右(東西)に、普通の神社では見かけない、長屋の様な細長い建物があります。神在月に神様達がお泊りになる、十九社です。神様達は、ここから稲佐の浜近くにある上の宮に出かけられて、神議り(かむはかり)と呼ばれる一年の様々な縁についての話し合いをされます。この西十九社前を通り、更に奥、素鵞社に進みます。
こちらの御祭神は素戔嗚尊です。さあ、ここで稲佐の浜の砂の出番です。持ってきた砂をお供えし、同量の砂をいただきましょう。家に持ち帰り、庭にまいてきよめたり、家の周りにまくか、家の四隅に置いて家を守っていただきましょう。
西十九社まで戻って、最後神楽殿に向かいましょう。
先程の拝殿で、思った程注連縄が大きくないと感じたのではないでしょうか?テレビや雑誌で見かける大きな注連縄はこの神楽殿のものなのです。日本一大きな注連縄です。この神楽殿の前には、もう一つ日本一があります。たたみ75畳分の大きさの国旗です。ポールの高さは47mあり、古代の本殿はこれとほぼ同じ高さにありました。