神の国 出雲
日本海と中国山地に囲まれ、美しい宍道湖を抱く島根県の東部に位置する出雲地方には、今も神話が息づいており、神話ゆかりの神社や場所が非常に多く存在します。その中心に位置する出雲大社は5年に及ぶ平成の大遷宮を終え、パワーの高まるなか、2014年10月高円宮家次女典子さまと禰宜千家国麿さまのご婚姻を迎え、一層注目が集まっています。
では、幸せなご縁を授かる旅をスタートしましょう。
稲佐の浜
旧暦10月10日、日本全国の八百万の神は、この浜から出雲の地に入られます。今もなお、この日には神迎の神事が行われています。
この浜で少しお砂をもらっておきます。サラサラときれいなところをすくって、ビニールパックにいれて持って行きましょう。
日御碕神社
photo by bonno-darake.at.webry.info
徳川三代将軍家光により、10年もの歳月をかけて建てられた朱塗りの権現造りの社殿はとても美しいです。
ほどこされた彫刻には、日光東照宮と同じ、見猿聞か猿言わ猿の三猿もあるので、探してみて下さい。
天照大神をお祀りする日沈宮(下の宮)と素戔嗚尊をお祀りする神の宮(上の宮)からなり、昼を守る伊勢神宮に対し、夜を守る神社といわれ、厄除けと縁結びのご利益があるといわれます。ここには御神砂という砂のお守りがあります。
このお守りは、地鎮祭でお清めに使うお砂を、交通事故で医師から見放された友人に擦りつけたら、意識が戻り、さらには全快したという実話から出来たものです。売店には並んでおらず、御神砂(おすな)お願いしますと言うと出していただけます。
神等去出祭
大国主命の国譲りに伴って造営された宮殿が、出雲大社の起源といわれています。正しい参拝ルートと作法でご利益を授かりましょう。
まずは祓社。ここで、穢れを祓い清めていただきましょう。出雲大社の参拝は、他の神社と違い二礼四拍手一礼です。ここから全てこの参拝方法です。