木曽路は、京と江戸を美濃国(岐阜)および信濃国(長野)を経て結んでいた山道であり、当時の面影を残している宿場が多い地域です。その中でも長野県南木曽町に位置する妻籠宿は、中山道と飯田街道の分岐点に位置し、古くから交通の要所として栄えた宿場。
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全国で初めて古い街並みを保存した全長約500mの町並みは、江戸時代にタイムスリップした感じで、江戸時代の宿場町の雰囲気を感じることができる場所です。いくらでも歩きたくなりそうな趣のある道ですね。
こちらは、日本最長の宿場町である長野県塩尻市にある奈良井宿。木曽路の中ではもっとも長野側で、一番標高の高い場所に位置しています。
北から2番目の難所:鳥居峠を控え、街道を行き交う旅人で栄えた奈良井宿は、「奈良井千軒」と謳われ木曽路一番の賑わいがあったそうです。
最後は木曽11宿の一番南の宿場町である馬籠宿。馬籠峠を越えた信州側の妻籠宿(長野県木曽郡)とともに人気があり、多くの観光客が訪れます。
旧本陣としても知られる坂道と石畳の美しい宿場町であり、有名な詩人・小説家である島崎藤村家跡である藤村記念館をはじめ、多くの文学碑が立てられています。