海外旅行は怖い?安全の確保とトラブル回避のポイント

海外旅行では、いつもと違った風景の中で異文化に触れ、非日常感を味わえるのが醍醐味です。しかし、慣れない土地では日本と同じような感覚や常識が通用せず、思わぬトラブルに遭うことも。そこで今回は、海外旅行で心得ておきたい安全の確保とトラブル回避のポイントをご紹介します。不安な要素と併せてチェックしてみてください。(PR)

 

海外旅行ではどんなことが不安?

海外旅行でよくある不安な要素やトラブル事例をご紹介します。海外旅行は、国内旅行と違い、気をつけなければならない点も多くあります。海外旅行を安全に楽しむためにも、ぜひ参考にしてみてください。

犯罪やテロに巻き込まれないか?

海外では、日本では考えられないような犯罪に巻き込まれる可能性があります。渡航先によっては、テロなどが起こることも考えられるでしょう。

特に多いのが、旅行者をターゲットにした詐欺事件です。詐欺の手口は実にさまざまで、ほとんどの場合が親切な人を装い、旅行者を安心させて詐欺を働くようなパターンが多いです。

現地でのオプショナルツアーで、偽ガイドや偽の送迎が現れる事例もあります。どこに連れて行かれるかわからない上、高額な料金を請求されたり、最悪の場合は誘拐に発展することもあり得ます。

このような犯罪に巻き込まれないためにも、現地でオプショナルツアーを申し込む際には、ホテルが提供しているものなど、信頼できる機関をよく選んで申し込むようにしましょう。あまりに安すぎるようなツアーは怪しいと心得ておくことが大切です。

もしも、現地で犯罪やテロに遭ってしまった時には、落ち着いて日本の大使館や領事官に頼ることを覚えておきましょう。

参考
https://www.josa.or.jp/travel/manual/case/index.html

スリや置き引きに遭わないか?

スリや置き引きの被害も、海外旅行で日本人が遭いやすいトラブルのひとつです。外務省の報告によると、2002年の海外渡航者のうち、男性の被害者は55%、女性は45%で男性の方がやや多く、女性はスリの被害が多かったことがわかっています。

強奪やひったくりなどの被害も多く発生しています。置き引きも日本人が被害に遭いやすいトラブルのひとつであり、その理由は、日本と同じ感覚で過ごしてしまうことにあります。

特にホテル、レストラン、空港、カフェなどでの被害が多く、特にホテルでのチェックイン時や空港での手続きをする際に、足元に荷物を置いていたり、レストランでトイレに行っている隙に狙われる傾向にあります。近年では、スマホを見ている隙に狙われることも多いので、いついかなる時も持ち物から目を離さないよう注意しましょう。

参考
https://www.josa.or.jp/travel/manual/case/index.html
https://www.anzen.mofa.go.jp/jikenbo/jikenbo22.html

現地のホテルや目的地に辿り着けるか?

海外旅行に慣れていない人にとって、土地勘のない場所では、ちょっとした移動も不安要素になります。宿泊先はできるだけ治安が良く、人通りが多い場所を選ぶと良いでしょう。

移動についてもなるべく明るいうちにし、夜間は避けることで安全を確保できます。Google Mapなどに頼ることもあると思いますが、スマホを見ている間にスリに遭ったり、スマホの盗難や紛失の可能性もあるので注意が必要です。

宿泊先から離れる観光地を訪れる際に移動が不安な場合は、オプショナルツアーにあらかじめ申し込んでおくと安心です。

スマホのパケット代が不安

今やスマホは手放せないツールですが、海外でのスマホ利用には、注意が必要です。通信料は国によって変わるので、必ず事前に確認しておきましょう。日本にいた時と同じ状態で通信を行ってしまうと、帰国後に高額な利用料金を請求されることになりかねません。

特に、自分でウェブサイトを閲覧したり通信を行っていなくても、アプリが自動的に通信を行う場合があるので注意が必要です。現地でフリーWi-Fiを使える場所もあると思いますが、フリーWi-Fiはセキュリティ面に不安があるということも忘れないようにしましょう。

不安の解消とトラブル回避のポイント

海外で万が一のことを考えるとキリがありませんが、日本とは事情が違うだけに、注意は怠らないようにしたいもの。海外旅行に行く前に不安を解消し、トラブルに遭わないために心得ておきたいポイントをご紹介します。

現地の治安を事前にチェック

渡航前には、外務省が提供している海外安全ホームページで現地の治安状況を確認しておきましょう。外務省の海外旅行登録「たびレジ」に登録しておくと、最新の海外安全情報を日本語のメールで受け取ることができ、緊急時の連絡・安否確認・支援も受けられるのでおすすめです。

3ヶ月以上の長期滞在の場合は、在留届の提出が法律で義務付けられているため、「たびレジ」ではなく「オンライン在留届」に登録しておきましょう。

比較的安全と言われる国であっても、日本とは事情が違うこと、予期せぬトラブルに遭う可能性も想定しておくことが必要です。

 

海外旅行保険に加入しておく

どんなに安全と言われる国であっても、日本とは事情が違うため、万一に備えて海外旅行保険には入っておくと安心です。滞在先や滞在期間にもよりますが、十分な補償内容があるものを選びましょう。

もしも、海外で病気や怪我をしてしまった場合、状況によっては数百万~数千万にものぼる高額な医療費が請求されることも考えられます。また、現地で犯罪に遭ってしまった場合にも、海外旅行保険に入っておけば補償してもらえる可能性もあるのです。

例えば、携行品損害補償がある保険を選べば、紛失や盗難に遭った時も安心です。保険会社によって、24時間日本語で対応してくれるサポートもあるので、自分に合った保険を選ぶことが大切。何かが起きてから保険に入っておけばよかったと後悔しないよう、自分は大丈夫とは思わずに、あらかじめ準備しておきましょう。

 

日本ではないことを意識し、隙を見せない

渡航先で絶対に忘れてはいけないのが、「日本ではない」ということ。言葉も文化も常識も違う場所だということを常に意識し、隙を見せないようにすることが大切です。

手荷物から目を離さないのは当たり前で、短時間でも荷物から離れたり、飲食店で椅子の背もたれにバッグをかけたり、荷物を置いたまま席を立つなどもNGです。貴重品は必ずバッグにしまい、バッグはなるべく前に抱えるようにしましょう。

スマホやパスポート、現金などは人通りの多い場所ではなるべく出さないようにしましょう。話しかけてくる人にも要注意。フレンドリーで親切に見えても、用心しておくことが大切です。自宅に招かれたり、飲食を共にするような流れになって、睡眠薬を入れられて荷物を取られたりする事例もあります。また、知らない人に荷物の運搬などを頼まれたりしても、はっきり断るようにしましょう。

現地の両替所や売店でも、お金をごまかされたりすることがあります。ホテルや空港など、信頼できそうな場所でも、十分注意し、お金はその場できちんと数えるようにしましょう。

スマホの利用にはポケットWi-Fiや充電器を活用

今や、スマホは手放せないものですが、海外で日本にいる時と同じように使ってしまうと、帰国後に高額な請求が来てしまうことがあります。そうならないように、渡航前にはデータローミングをオフにしておきましょう。

現地でインターネットを使う場合には、ポケットWi-Fiを利用したり、SIMフリーのスマホであれば、現地でプリペイドのSIMカードを購入するのもおすすめです。

参考

https://nordvpn.com/ja/blog/data-roaming/

海外旅行を安全に楽しむために

知らない土地では、何が起こるかわかりません。ましてや、言葉も文化も違う場所では、何かが起こってしまってからでは遅いのです。安全に海外旅行を楽しむためにも、あらゆる危険を想定し、心構えをしておく必要があります。事前に準備できることはしておき、万全の状態で海外旅行を楽しんでください。

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