photo by ikyu.com
1890年、海外からの賓客をもてなす日本の迎賓館として鹿鳴館の隣に開業した「帝国ホテル」。長い歴史を誇るだけあって、木骨煉瓦造の初代本館、フランク・ロイド・ライトが設計した芸術性の高い2代目本館(通称・ライト館)など、いくたびか姿を変えてきました。
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しかし、日本を代表する一流ホテルという立ち位置は少しも変わらず、現在は17階建ての本館と31階建ての帝国ホテルタワー(ホテルは20〜31階部分)の2館、計931室で、世界中から訪れるゲストを温かく迎え入れています。
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トレインビューが楽しめるタワー館のスイートツイン
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今回、注目したのがスイートルーム。スイートを使うのは結婚記念日など、お祝いごとがある時だけ? いえいえ、「遠くまで出かける時間が無い」「都心のシティホテルで過ごすのが好き」などの理由で意外に利用者は多いもの。帝国ホテル 東京のスイートなら、特別な気分を盛り上げる場所としてこれ以上ふさわしい所はありません。
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さまざまなタイプがありますが、素晴らしい眺めを楽しみたいなら、銀座側にあるタワー館20階の「スイートツイン」へ。広さはゆとりの66平米で、帝国ホテルの昔ながらの雰囲気が感じられるインテリア。
眼下には新幹線がおもちゃのように行ったり来たり。鉄道ファンならずとも心踊るトレインビューが広がります。夜景の美しさにいたっては言わずもがな。超高層階にステイしている幸せを十分に実感できるでしょう。
上質な滞在を約束する本館のインペリアルフロア
本館からは2つ。まずは「ザ・スイート」とでも呼びたくなるような優雅な「インペリアルフロア スイートルーム」。14〜16階の特別フロアに設けられたスイートルームです。
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この階に足を踏み入れると背筋がすーっと伸びるような気がします。かといって堅苦しい雰囲気がしないのは、イギリス人のジュリアン・リード氏による客室のデザインが温かみを感じさせるから。広さは80平米。スイートでは珍しく、幅2メートルのキングサイズのダブルベッドを備えています。
実はこのフロアには専任のアテンダントがいて、荷解きやレストランの予約など、滞在中のお手伝いをしてもらえます。世界中のVIPにも愛されていて、ゲストはなんの心配もなくゆったり寛ぐだけ。ぜひ一度は滞在したい、憧れのスイートです。
驚きの広さを持つ、ハイクラスなコーナースイート
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帝国ホテル 東京の中で最大級の広さを誇る、本館の「コーナースイートツイン」。驚くなかれ、広さは115平米。リビングとベッドルームがドアで仕切られていて、ホテルというより、どこかの邸宅を訪ねたような贅沢な空間です。
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コーナーに位置するため、昼は皇居や日比谷公園の緑を、夜は霞が関や丸の内などの夜景をワイドに楽しめるのが魅力。大切な家族と部屋でのんびり過ごしたいと願う人にはぴったりのスイートです。
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帝国ホテル 東京は、観劇もショッピングも思いのままに楽しめるロケーションですが、一方で、スイートルームのゲストなら、プールやフィットネスセンター、有料映画放送が無料になるので、ホテルから一歩も出ずに過ごすのも可能。ちなみに今回紹介した3種類のスイートルーム、ネット予約できるのは一休だけです。
コース仕立ての朝食で、朝から贅沢気分
最後にもうひとつ紹介したいのが朝食。 本館中2階にあるメインダイニング「レ セゾン」では、黒トリュフのスクランブルエッグ、瞬間燻製で仕上げた鱒…と続く豪華な朝食を、なんとコースで提供しています。
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ティエリー・ヴォワザン氏のシェフ就任10周年を記念した新しい朝食スタイルで、朝食をコース仕立てにして提供するという発想の斬新さには脱帽です。
けれど、日本で初めてバイキング形式で料理を提供するなど、進取の心で日本のホテルシーンを牽引してきた帝国ホテル。驚くことではないのかもしれません。
この朝食は宿泊者以外でも利用できます。特別な1日の始まりにぜひいかがでしょう。
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<宿の基本情報>
帝国ホテル 東京( 東京都/日比谷)[全931室]
所在地:〒100-8558 東京都千代田区内幸町1-1-1
アクセス:地下鉄 日比谷駅より徒歩3分
記事提供・協力:一休.comレストラン