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大分の温泉ランキング1位:日本一の温泉地!別府温泉
一番におすすめしたいのは、やはり大分県別府市に湧く『別府温泉』。
別府温泉で特筆すべきなのが、なんといってもそのスケールの大きさ!
源泉数は日本一、そして世界一!
湧出量も日本一、世界ではイエローストーン国立公園に次いで二位という規模なのです。
また、11種類に分類される泉質のうち、放射能泉を除く10種類が別府温泉に湧出しているとか。
観光地としてだけでなく、湯治場としてなど目的に応じた様々な入浴も行えるため、昔から国内屈指の知名度と地位を保っているといえます。
別府温泉は、通称「別府八湯」と呼ばれ、別府(べっぷ)、鉄輪(かんなわ)、観海寺(かんかいじ)、明礬(みょうばん)、亀川(かめがわ)、柴石(しばせき)、堀田(ほりた)、浜脇(はまわき)と呼ばれる8つの温泉郷から構成されています。
共同浴場は約170軒、宿は約1000軒。
市内のいたるところに温泉が湧き、あちこちから湯けむりが上る風景は、まさに温泉天国といえます。
昔から地元の人々に愛され守られてきた温泉も多く、それら温泉はなんと100円で入れるのです。
源泉かけ流しの温泉が100円で味わえるなんて贅沢ですね!
その豊かな温泉の中から、厳選された144湯(平成27年4月1日現在)のうちの88湯をめぐると、別府八湯温泉道実行委員会公認の「温泉道名人」に認定されるという「別府八湯温泉道」に挑戦して、じっくりと別府の湯を味わってみるのもいいかもしれませんね。
大分の温泉ランキング2位:旅情溢れる癒しの湯 由布院温泉
のどかな自然に囲まれ、風情豊かな温泉街の情緒と調和した湯の里『由布院』は、こだわりの宿やおしゃれなレストランが集まる大分を代表する観光地。
その温泉湧出量は全国3位、源泉数は別府温泉に次いで全国2位と、日本を代表する温泉のうちの一つです。
町のシンボル的存在の名峰由布岳は豊後富士とも称され、温泉に浸かりながらゆったり眺めるのも格別です。
湖底から湯が沸きだし、立ち上る湯けむりが由布院の風物詩”朝霧”を作り出す金鱗湖や、道の両脇にレストランやカフェ、みやげ物屋さんが軒を連ねる由布院のメインストリート湯の坪街道など、見どころも満載。
そのため、別府温泉と肩を並べて人気温泉地に選ばれることも多く、一年中観光客にあふれ、にぎわっています。
湯量が豊富なので、共同温泉も多く、しかも安価で楽しめるのがポイント!
photo by yufunoirodori-oohashi.jp
共同温泉のほか、贅沢な雰囲気の宿にも日帰り入浴として楽しめる温泉もたくさんあるのが嬉しいですね。
由布院温泉へは、大分空港や大分駅からのアクセスも大変便利です。
また、由布院温泉から少し足を伸ばせば、800年という長い歴史を持つ、石畳の情緒あふれる温泉街「湯平温泉」や、日本三大薬湯の一つで、レモンよりも数十倍強いと言われている強酸性のお湯が沸く「塚原温泉」があります。
大分の温泉ランキング3位:九重連山に抱かれたのどかな山里に湧く温泉地 筋湯温泉
1000年以上の歴史を誇る『筋湯温泉』は、大分県九重町にあります。
筋の病に効くから「筋湯」、もしくは湯滝が筋のように見えるから「筋湯」と呼ばれるように、打たせ湯が有名です。
2mの高さから勢いよく落ちてくるお湯は、「あんまいらずの湯」と言われ、日ごろの筋肉の疲れがほぐされます。
筋湯に温泉をもたらす九重の地熱は、発電に利用されるほど豊富。
打たせ湯の後は、地鶏に野菜を詰め込んで「小松地獄」の地熱で蒸した名物料理「極楽温鶏」に舌鼓をうてば、自然の恵みを全身で感じられることでしょう。
筋湯温泉は、四季折々の表情を見せる飯田高原に近く、夏は避暑地として賑わいます。
また、筋湯温泉をはじめ、飯田高原からくじゅう連山の北側に位置する温泉(龍門温泉、長者原温泉、寒の地獄温泉、湯坪温泉、壁湯温泉、九酔渓温泉、筌の口温泉、宝泉寺温泉、馬子草温泉など)を総称して、九重”夢”温泉郷と呼ばれています。
泉質も実に多彩で、それぞれ個性豊かな温泉です。
大分の温泉ランキング4位:川岸に湯煙が立ち上る、山里の古湯 天ヶ瀬温泉
別府や由布院と並んで豊後三大温泉のひとつに数えられる『天ヶ瀬温泉』は、大分県日田市の玖珠川沿いに湧く温泉です。
河川敷にある共同露天風呂が名物で、かつては河川敷を掘ればどこでも温泉が湧いたと言われるほど湯量が豊富で、泉質も多彩。
水面と同じ視線で、川のせせらぎを聞きながら浸かる露天風呂は風情豊かです。
開湯は今から1300年前という歴史ある温泉。
共同露天風呂は各自治体で大切に守られ、管理されており、入浴料金も100円(寸志)程度。
マナーを守って味わいたい温泉です。
大分の温泉ランキング5位:季節感あふれる九重山麓の丘陵地に湯けむりを上げる 長湯温泉
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日本でも有数の炭酸ガス濃度を誇る『長湯温泉』は、大分県久住山系の東の麓にある竹田市直入町にあります。
こちらの温泉は、湯に浸かると気泡がびっしりと体に付着するのが特徴です。
その泉質は「飲んで効き 長湯して利く」と称えられ、温泉を飲むこと、温泉に入ることそれぞれに効能が認められており、古くからその効能の高さに裏打ちされた湯治文化が根付いています。
例えば、普通のお湯の場合、入浴によって上がる血圧が、炭酸泉の入浴では、血管拡張作用によって血液の流れがスムーズになり、血圧を上昇させない効果があります。
また、気泡が血液に入ると、血液中の二酸化炭素が上昇し、マラソンや激しいスポーツをした直後のように酸素不足になります。
しかも炭酸泉入浴時の体温の上昇は普通の水の2倍以上の早さ。
ぬるいお湯でも体温を上昇させることから、
・汗をかきやすくなる。
・エネルギー代謝量が大きい
・心臓に負担をかけずに長湯できる
・ダイエットにも効果的
なのです。
そして、飲用することで胃腸の血管を拡張し、胃腸障害緩和になるなど、様々な効能が期待できます。
このお湯を最大限に利用できるよう、ドイツの温泉療養都市と友好を結び、飲泉中心のヨーロッパの温泉地のように、飲泉場がいくつも設けてあります。
大自然の中の長湯温泉で、のんびりゆったり身も心もリフレッシュしたいですね!
いかがでしたか?
バリエーション豊富な大分の温泉は、どれも個性豊か。
みなさんもお気に入りの温泉を探してみてくださいね。