緑色に輝く彗星「ラブジョイ」
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今夜1月7日をピークに、地球に急接近している緑色に輝く彗星「ラブジョイ」は、オーストラリア人の天文学者「テリー・ラブジョイ」氏が発見した正式名称「C/2014 Q2」という名の彗星。
「ラブジョイ」が緑色に輝いているように見える理由は、彗星の周囲を包むコーマと呼ばれる気体にある化学物質が、太陽の熱で溶けることで化学変化を起こし、緑色の輝きが発生させます。
なお、この緑の輝きを見るにはカメラで長時間露光が必要となり、肉眼では緑色を確認することはできませんが、彗星の輝き自体は、4.2等級の輝きがあるため肉眼で確認することができます。
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おすすめ観測ポイントは、日没から1時間の間に、「オリオン座の3つ星の右側」に斑点状のものを探すこと。東京では、18時48分に満月に近い明るい月が昇ってしまうので、その前に観測してみましょう。
今月は「ラブジョイ」を眺めるひと月にしよう
北半球では1月いっぱい観測できるとのことですが、今回のチャンスを逃すと、次は8,000年後になってしまうと言われている、緑色に輝く彗星「ラブジョイ」。ぜひ今月は夜空を眺めるひと月にしたいですね。