ゴビ砂漠 the Gobi
ゴビ砂漠は中国北部からモンゴル南部にかけて広がる、世界で4番目の大きさを誇る砂漠地帯です。日本ではこの表現が定着していますが、ゴビとはモンゴル語で「草がまばらに生える場所=砂漠」を意味する言葉。つまりゴビ砂漠というと「砂漠砂漠」という意味になります。サハラ砂漠と同じですね。トリップアドバイザーの「死ぬまでに行きたい幻想的な砂漠15」にも選ばれた、見所満載のゴビ砂漠をご紹介します。
モンゴルの首都ウランバートルから、飛行機で飛ぶこと約一時間半。モンゴルの一番南に位置するウムヌゴビ県のダランザドガド。ここがゴビ観光の拠点になる街です。砂漠というと一面の砂の海を想像されると思いますが、ゴビ砂漠はひと味違い、モンゴルらしい草原の向こうにいきなり砂丘が現れ、緑・ベージュ・青の不思議なコントラストを生み出します。砂丘だけではなく森林や渓谷、岩山などいろいろな顔を持つのが「ゴビ」なのです。
photo by mongoliangobitour.com
ダランザドガドから東へ70km。多くの旅行者がまず訪れるのが「ワシの谷」を意味するヨリーンアム渓谷。この谷はゴルバンサイハン山脈に位置し、標高2,200mの高地にあるため、夏でも雪が溶けない涼しい渓谷です。そして何よりも野生生物の宝庫として有名です。さわやかな風が吹き抜ける緩やかな渓谷をハイキングするのはとても気持ちの良いものです。
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途中、野生の山羊、ヤンギルの群れに出会ったり・・・
ところどころに地面に開いた穴から、愛らしいナキウサギがひょっこり顔を出すこともあります。