オスマン帝国時代から続くトルコの「ハマム」で極上の異文化体験を

ハマム Turkish bath

ハマム
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トルコに来たらぜひ体験してみたいのがHamam(ハマム)。ハマムとは、日本における銭湯にあたるトルコの伝統的な入浴施設のことです。

 
ハマムの内部
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ハマムはトルコだけでなく、中東全域に広く見られる公衆浴場です。トルコのハマムは、ローマ帝国の入浴の風習をオスマン帝国が引き継いだものと言われています。肉体的にも精神的にも清潔であることを重んじるイスラム教の教えにも合致したハマムは、イスラム世界ではモスク、神学校(マドラサ)に次いで重要なものだと考えられていました。17世紀半ばのイスタンブールには14,838ものハマムが存在したと言われています。

 
ハマムの屋根
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イスラム世界で大変重要視されていたハマムは、モスクのような豪華な内装のものが多く、排水や熱効率が計算された建物の構造は建築学の視点からも高く評価されています。明り採りの丸天井がぽこぽこしているのが特徴的な外観です。

 
ハマムの看板
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各家庭にバスルームが普及するようになり、ハマムの数は中東諸国では減少していきました。しかしここトルコでは、外国人観光客の人気が高いため、高級ホテルには決まってハマムが併設されていますし、街中にも清潔で設備の充実したハマムがリニューアルオープンしています。

 
ハマムの脱衣室
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一般的なハマムでは、入り口を入ると受付があり、入浴料のみのセルフサービス、垢すり・泡マッサージ付きなど、好きなコースを選択します。割り当てられた個人用の脱衣室で着替えをしたら赤いペシテマル(ハマム用のタオル)を体に巻き、サンダルを履いて浴場へと向かいます。

 

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