見どころ満喫!九州の玄界灘に浮かぶ長崎県「壱岐島」の旅

壱岐島にある百合畑古墳群
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島の内部にも、まだまだ見どころ満載です。こちらは、百合畑古墳群です。島内には6世紀末~7世紀初めに築造された古墳が沢山あり、百合畑古墳群では、前方後円墳4基、円墳19基が確認されています。これらの古墳は小規模な前方後円墳の首長墓と首長と関連する一族、もしくは親類の墓と思われ、古墳時代を代表する群集墳が造られたエリアです。古墳に囲まれたこの場所に立っていると、現代とは全く別のこういう時代が本当にあったのだということを改めて感じることができます。

 

壱岐島にある鬼の窟古墳
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こちらは、鬼の窟古墳です。鬼の窟古墳も6世紀後半~7世紀前半頃に築造された円墳で、鬼でもなければこのような大きな石は運ぶことができないだろうということでこの名が付いたようです。古墳の規模は直径45m、高さ13.5m、石室は前室・中室・玄室の三室構造両袖式の横穴式石室で全長16.5m、島内最長の石室です。

 

壱岐島にある掛木古墳
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こちらは、掛木古墳です。掛木古墳も6世紀後半~7世紀前半頃に築造された円墳です。石室は、前室・中室・玄室の三室構造両袖式の横穴式石室で玄室には島内唯一のくり抜き式家形石棺がそのまま残っています。

 

壱岐島にある風土記の丘
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古墳が沢山あることからもわかるように、壱岐島にはタイムスリップしたかのような気分になれる場所がいくつかあります。その一つが、こちらの「壱岐風土記の丘」です。壱岐風土記の丘は江戸時代中期の古い民家を移築した場所です。

 

壱岐島にある原の辻遺跡
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さらに、タイムスリップ感を最高に感じさせてくれるのが、この「原の辻遺跡・原の辻一支国王都復元公園」です。原の辻遺跡・原の辻一支国王都復元公園は、国指定特別史跡で、弥生時代を代表する集落です。東西、南北ともに約1km四方に広がっていて、魏志倭人伝の中の「一支国」の王都と特定された場所でもあります。住居や倉庫など、さまざまな建物が並んでいる光景は、興奮がおさまらない位の迫力です。また、内部に土器などを並べてある建物もあるので、当時の生活を想像することもできます。まさに、現実を忘れてしまう程のこの場所は必見です。

 

壱岐島~福岡のフェリーからの夕焼け
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旅の締めくくりは、帰りのフェリーから眺める素敵な夕焼けです。さまざまな顔を持つ壱岐の島、美しい海、自然の力強さを感じる景色、歴史の中に入り込んでしまう程の史跡、見どころ満載の島旅は、本当にお勧めです!

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