切戸の文殊を渡ると、5~6月にかけて砂浜で濃いピンク色のハマナスの群生が見られ、「ハマナスの小径」として親しまれています。自生するハマナスは、天橋立が日本最南端です。
足を進めると、周りを海に囲まれているにも関わらず、真水が湧き出す「磯清水」は昭和60年、環境省が制定する「日本の名水100選」にも選ばれています。
※現在は使用されておりません。
天橋立の松並木の中には、昭和天皇御手植松、羽衣松、雪舟松、といった命名松も多くあります。そういった松を探しながら散策するのも楽しいと思います。文殊側から対岸の江尻側(地元の人は府中と言うそうです)まで、歩くと40分~1時間、というところでしょうか。
天橋立は、歩いて散策する他に、レンタサイクルや観光汽船、モーターボートを利用する、という方法もあります。観光汽船ですと、約12分で両岸を結びます。天橋立を海上から眺めるのも一興、カモメも追いかけてきます。
尚、天橋立の一般車両の通行は認められておりません。
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文殊側から散策をはじめた天橋立もとうとう府中側までやってきました。府中側では、夕暮れ時のほんの少しの時間だけ、トワイライトレールロードという風景が現れます。ロマンチックな風景がとても人気です。