トムトム・スイーツ Tomtom Suites
世界有数の観光都市イスタンブール。歴史ある旧市街とともに旅行者に人気のあるエリアが、新市街の中心地でもあるタキシム・ベイオール地区です。しばしば日本の渋谷に例えられる賑やかなエリアです。空港行きリムジンバスの発着点でもあるタキシム広場を起点にして、そこから海に向かってずっと下っていく広い通りが、有名なイスティクラル通りです。レストラン、カフェ、バー、お土産屋さん、ブティク、モダンアートギャラリー、古い教会、沢山の猫たちなどなど・・・一日中居ても飽きない魅力満載のイスティクラル通りは、旅行者や地元の方でいつも大にぎわいです。
そんなイスティクラル通りの喧騒から少しだけ離れた場所に、「トムトム・スイーツ」という小さな5つ星ホテルが建っています。客室は全部で20室。インターナショナル・ホテル・アワード・ヨーロッパの「小さいホテル」部門で賞を取ったこともある、小さいながらもとても人気のあるホテルです。
photo by Scisa at Dutch Wikipedia
このホテルがあるベイオール地区は、オスマン帝国時代には外国人居住区として栄えていました。そのためイスラム教の国でありながら、この付近には歴史ある古いカトリック教会があり、今でも日曜日には礼拝が行われています。そんな地域性を裏付けるかのように「トムトム・スイーツ」も、かつてはフランシスコ会の修道女のための建物でした。1901年に建てられた建物はその後幾多の変遷を経て、高級ホテルに生まれ変わりました。清廉な印象を与える、シンプルな白い外観に当初の面影を感じることができます。
良い意味でトルコのホテルのイメージを覆す、モダンな内装がこのホテルの特徴です。オスマン風の豪華さやトルコ絨毯のようなローカル色は排除し、どこまでもシンプルでクリーンな印象のお部屋の造りです。
その名の通り、20室すべてがリビングスペースのついたスイート・ルームになっています。どのお部屋も天井が高く広々としていて開放感があります。ベッドは大きく、リネン類も最上のものを使用しているのでとても快適に過ごすことができます。寒い時期には床暖房がつきます。
こちらは「ラグジュアリー・スイート」。広さが200平方メートルもあるテラスがついているのが特徴です。ここからはマルマラ海や旧市街にあるトプカプ宮殿まで見渡すことができます。残念ながらすべてのお部屋が眺望付きではないので、景色にこだわりのある方はこちらのお部屋がオススメです。
「ラグジュアリー・スイート」のリビングスペース部分。簡易キッチンには電子レンジやケトルもついているので、イスティクラル通りでお料理をテイクアウトして、お部屋でゆっくりお食事するといった楽しみ方もできますね。
白い大理石が美しいモダンなデザインのバスルーム。アメニティは英国王室御用達のモルトンブラウンが用意されています。トルコのホテルではシャワーだけの場合も多いですが、このホテルではしっかりバスタブがついており、しかもジェットバス機能付き。観光後の疲れた体をゆっくり癒せます。
こちらのホテルの目玉の1つでもあるのが、最上階にあるNicole(ニコル・レストラン)。パリの有名レストランで修行したシェフによる、現代的にアレンジされた地中海料理やトルコ料理が好評なレストランです。ガラス窓で囲まれたテラス席からの美しい眺めもごちそうの1つです。
6週間ごとに変わるメニューはどれも秀逸と評判です。あるレストラン評論家によれば「イスタンブールで唯一、ミシュランレベルの料理を出しているレストラン」だとか。ワインセラーも充実しており、スタッフのプロフェッショナルなサービスにも定評があります。こちらでは朝食のビュッフェサービスも行っていますが、量質ともにそちらも大好評です。
有名なイスティクラル通りのすぐそばにある隠れ家的なブティックホテル「トムトム・スイーツ」。モダンなインテリアと極上のレストランが自慢のこちらのホテルで、イスタンブールの滞在を満喫してみるのはいかがですか。
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