大邸宅を改装したこのホテルは、当時を忍ばせる伝統的で素朴な内装が取り入れられています。サフラン色のベッドカバーやレースにこの街らしさが表れています。
街の名にもなったサフランは、すっかり姿を見かけなくなってしまった時期もあったそう。現在は街全体でサフラン復活に力を入れ、オーデコロンや石鹸、マーマレードなどの商品が作られています。もちろんトルコのお菓子、ロクム(ターキッシュ・ディライト)にもサフランが使われています。
トルコ名物、かわいい猫ちゃんたちもサフランボル中にあふれています。猫も人も街も、ゆったりとした空気に包まれています。
中世で時間が止まってしまったような街「サフランボル」。絵本のような美しい街並みと人々の素朴な日常が営まれているこの街は、ずっと滞在していたくなる魅力に溢れています。