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エントランスでも館内でも、にこやかに迎えてくれるお福人形。お福は「華の宿 ふくや」のシンボル。そして、お福のように訪れる人をふっくらと温かく包み込むもてなしの心こそこの宿の一番の魅力といっても過言ではありません。
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佇むのは、箱根の芦ノ湖畔で遊覧船乗り場のすぐ近く。国道1号から屏風山に向かって細い急坂を登った先にあります。お正月の風物詩ともなっている箱根駅伝のコース沿いでもあり、関所やさまざまな美術館など、箱根を代表する観光ポイントへのアクセスにも恵まれたロケーションです。
温泉が楽しめる部屋はわずか6室。
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早速、外輪山が眺められるラウンジでお抹茶とお菓子をいただきながらチェックインしましょう。女性は好みの浴衣を選んで部屋へ向かいます。浴衣ではなく作務衣の準備もあるのでリラックスできる方をどうぞ。
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部屋は全部で6室。そのうち露天風呂付きの部屋が「華人形」「華紬」「華伊万里」「華扇子」「華友禅」の5室、眺望が楽しめる内風呂付きの部屋が「華てまり」の1室。もちろんいずれも温泉です。
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ほとんどが二間続きの和室ですが、なかにはツインベッドを入れた部屋もあるので、ベッド派の人もご心配なく。決して華美な部屋ではありませんが、掃除が行き届いているうえに生花があちこちに活けられていて、「ようこそ」の気持ちが伝わってきます。
夕食後は家族風呂に変わる2つの大浴場
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さて、部屋の温泉は夕食後の楽しみにとっておいて、まずは大浴場へ。チェックインから夕食時間までは男女別の大浴場として「千年の湯」と「万年の湯」が利用できます。湯は単純硫黄温泉。ほのかに香る硫黄臭が温泉気分を盛り上げてくれます。
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この2つの大浴場は、夕食後の時間帯には貸切の家族風呂として利用できます。こんな風に臨機応変に対応してもらえるのは、小さな宿ならではの特権と言えるかもしれませんね。
季節を楽しむ創作懐石
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食事は夕食、朝食共にお部屋で。誰の目を気にすることなくゆったり食事できるのはリラックスの極み。入浴後に再び化粧したり、身なりを整えたりする必要がないのは、特に女性にとっては大歓迎でしょう。逆に正座が大変な人は椅子式のダイニングで食事することも可能です。
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料理は季節を感じる海と山の和懐石。先付けから前菜、お椀と進んで食事、デザートに至るまで食べるペースに合わせて1品ずつ運ばれてきます。冬の今なら、根菜類や平目に鱈。箱根の山の幸、駿河湾や相模湾で水揚げされた海の幸。丁寧に作られた料理の数々を心ゆくまで楽しめます。
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こじんまりとした旅館ながら、気配りが行き届いた箱根のもてなし宿。チェックアウトの後には「気をつけてお帰りください」の気持ちを込めてコーヒーがサービスされるとか。リピーターが多いのも当然かもしれません。
<宿の基本情報>
華の宿 ふくや (神奈川県/芦ノ湖畔) [全6室]
所在地:〒250-0521 神奈川県足柄下郡箱根町箱根571-18
アクセス:小田原駅より箱根登山バス 元箱根下車 徒歩約5分
参考料金:1泊2名 夕朝食付 54,480円~ ※2017/2時点
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記事提供・協力:一休.com